西へ東へ走り回っても疲れ知らず、長距離ドライブの相棒に最適。
テールゲートが大きく傾斜したスタイリッシュなクーペスタイルで薄いボディに大径タイヤで車高を上げたスタイルが特徴。パワートレーンもマイルドハイブリッドの他にフルハイブリッドを用意するなど個性的なSUVだ。
クルマ自体の性能や乗り味はもちろん、最新のADASなどのアシストも加わって現代のクルマはかなり快適に移動ができる。長距離移動時の疲労感の少なさはドライブを楽しみたい人にとって大きなポイントになるはずだ。
今回の長距離移動では、まず東京から岡山まで約650km走り、今度はそこから約200km走って奈良へ移動。そこで１泊して東京まで約500km走って1泊、今度は岩手まで約600km走った。そこで2泊して青森へ移動。県内をドライブして約350km。そして東京へ約700km……と、前述のように、短期間で約3000kmに及ぶ長距離走行となった。さすがに普通なら疲れてしまいそうだが、ドライブは終始快適で、「運転による」疲労感は皆無だった。
これは単純に乗り心地や静粛性だけじゃなく、私の体格と運転ポジションやシートなどの相性の良さもあるだろう。さらに言えば満タンで1000km近く走れるため、次の目的地やその先まで無給油で走れるなど、運転以外のストレスがなく移動できた結果もあるはずだ。
また、今回の移動でアルカナに乗っているといろんな人の視線を感じた（気がする）。実際に家族や友人にも「この不思議なクルマは何？」と言われ続けた。でもデザインだけを見て、「なんかイイね」という人も。一般的な知名度は低くても、デザインで興味を持ってもらえるのはそれもまた、アルカナの魅力である。もちろん、実際に乗ってみてもらえれば、「すごくイイね！」になるはずだ。
テスト車両：ルノー アルカナ Eテック エンジニアード
試乗期間：2024年4月25日〜5月17日
走行距離：3258km
平均燃費：19.2km/L
