約1000kgの軽量コンパクトなボディに程よいパワーのエンジンを搭載。後輪で駆動し、マニュアルトランスミッションで操る。ハイパフォーマンスモデルが登場すればするほど、あらためてその存在意義と魅力を実感させられるのがマツダロードスターだ。今回は日常使いから長距離まであらゆるシーンで活躍してもらい、ならではの魅力を体感した(Motor Magazine 2024年8月号より)。

ギネス記録も持っているマツダロードスター

画像: 先代NC型よりダウンサイズされた四代目ND型ロードスター。ボディサイズは全長 3915×全幅 1735×全高 1235mmで、全長に至っては初代NA型(3955mm)よりも短くなっている。

先代NC型よりダウンサイズされた四代目ND型ロードスター。ボディサイズは全長 3915×全幅 1735×全高 1235mmで、全長に至っては初代NA型(3955mm)よりも短くなっている。

1989年の初代NA型デビューから35年、いまもなお多くのファンに愛されているオープンスポーツカーの名車がマツダロードスターだ。「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンカー」としてギネスブックにも認定されているほどである。

そして、歴代どのモデルでもロードスターならではの魅力を持ち続けていることもこのクルマのすごさである。現行のND型もデビューは2015年とすでに9年が経過し、その間に改良を重ねて、もはや熟成の域にあるが、今回は2023年10月に大型改良が施されたモデルに約1カ月間乗ってみた。

ロードスターは運転が好きな人であれば一度は気にとめたことがある存在ではないだろうか。もちろん所有したことがある人も多いだろう。ただし、2シーター&オープンという特性上、実際に購入して乗ることができる人は限られる(セカンドカーとしてならば別だが)。

たとえば、私もそうである。4人家族、しかも子供がチャイルドシート必須の時期となると、もはやセカンドカーとしても乗ることも許されない。なので、今回は主に仕事で一人で乗るという前提でこのテストが実現した。役得である。

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