約1000kgの軽量コンパクトなボディに程よいパワーのエンジンを搭載。後輪で駆動し、マニュアルトランスミッションで操る。ハイパフォーマンスモデルが登場すればするほど、あらためてその存在意義と魅力を実感させられるのがマツダロードスターだ。今回は日常使いから長距離まであらゆるシーンで活躍してもらい、ならではの魅力を体感した(Motor Magazine 2024年8月号より)。

最新ADASやマツダコネクトも搭載して快適化

画像: 最新のミリ波レーダーを搭載してマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)が使用可能になった。

最新のミリ波レーダーを搭載してマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)が使用可能になった。

一方でこの新型はついにレーダーセンサーを搭載してACCが使用可能になった。これまでの話と矛盾するが、高速道路を使って移動をするなら、ロードスターであってもあると便利なのである。

また走行時、発進時の周囲の状況を検知してブレーキ制御するスマートブレーキサポートも搭載された。ロードスターには不要と思う人もいるかも知れないが、新車で販売し続ける以上、法規対応やこうした機能が装着されるのは息の長いモデルならではである。

画像: ワイド化されたモニターが視界の妨げにならないのはさすが。Apple CarPlayは有線で繋げるタイプを採用。

ワイド化されたモニターが視界の妨げにならないのはさすが。Apple CarPlayは有線で繋げるタイプを採用。

快適性という面では、モニターが8.8インチに拡大され、マツダコネクトが最新版になったことが大きい変化だ。しかも画面拡大に伴っては横方向に拡大することで視界を悪化させないように配慮されている。

また、今回の改良ではサイバーセキュリティ法に対応するため最新の電子プラットフォームを採用しているので、これまでのロードスターとはまったくの別物なのである。その結果、同じND型だとしても過去のモデルへの部品流用はほぼできなくなってしまった。

クルマや運転の楽しみ方を再認識できた今回のテスト。環境問題や市場縮小などスポーツカーを取り巻く環境は常に厳しいが、ロードスターのようなクルマがこれからも続いていくことを切望する。

マツダ ロードスター Sスペシャル パッケージ
試乗期間:2024年5月13日〜6月10日
走行距離:1197km
平均燃費:14.2km/L

This article is a sponsored article by
''.