2024年12月5日、Stellantisジャパン(以下、ステランティス)は新型フィアット ドブロ/ドブロ マキシを発売しました。今回は7人乗のロングボディモデル「ドブロ マキシ」に試乗、その走りを中心にレポートしていきたいと思います。

高速走行時の安定感はさすが欧州と思わせる

画像: 高速走行時の安定性はかなり高く、横風の影響を受けやすい高速道路でも安心して走れた。

高速走行時の安定性はかなり高く、横風の影響を受けやすい高速道路でも安心して走れた。

いよいよ高速道路へと入っていきます。ETCゲートを通過して中〜高速域へと移行していくシーンではディーゼルターボエンジンならではの強いトルクと8速ATを駆使してジワジワと加速していく感覚です。流れに乗って巡航し始めるとその直進性はかなり高いと感じました。さらに車線変更時などはハンドル操作に対するクルマの動きの精度が高く、安心して高速クルーズすることができます。

ちなみにドブロ/ドブロ マキシとほかの兄弟車のパワートレーンは共通で、1.5L直4ディーゼルターボエンジン+8速ATのFFとなります。最高出力96kW(130ps)/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpmというエンジンスペックも共通です。またフロント:ストラット、リア:トーションビームというサスペンション形式も変わりません。

画像: タイヤサイズは205/60 R16で、銘柄はグッドイヤー エフィシェントグリップだった。

タイヤサイズは205/60 R16で、銘柄はグッドイヤー エフィシェントグリップだった。

乗り心地は国産メーカーのミニバンと比べればやや硬めです。ただし、205/60 R16という厚みのあるタイヤがシッカリと衝撃を丸めているので、高速道路の継ぎ目を越えたときに車内に伝わる衝撃はかなりマイルドになっていて、不快感を覚えることはないでしょう。

それどころか足まわりがシッカリとしている、言い換えれば「コシがある」ので、車線変更時やアールが大きなジャンクションのカーブなどを走り抜ける際の車体の傾きや揺れは少なく、これなら同乗者は車酔いしにくいだろうな、と感じました。

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