2025年2月21日、ニコル・レーシング・ジャパンはBMW アルピナの最新モデル、B3GTおよびB4GTをメディアに向けて日本初公開した。このモデルが、アルピナの創業家であるボーフェンジーペン家が手がけた最後のアルピナ車になる。

3.0Lの直6ツインターボは529psにパワーアップ

2025年末をもって、「アルピナ(ALPINA)」ブランドの商標権がBMWグループに譲渡されることは、以前にWebモーターマガジンでも紹介したとおり。2026年以降「アルピナ」はBMW直轄のサブブランドになる。したがって今回、日本初公開されたB3GTおよびB4GTは、アルピナ社の創業家であるボーフェンジーペン家が手がけた、最後のアルピナ車になる。

画像: BMWアルピナ B4GTグランクーペ。B4GTはグランクーペのみの設定となっている。

BMWアルピナ B4GTグランクーペ。B4GTはグランクーペのみの設定となっている。

B3GTおよびB4GTの日本仕様に関しては2024年6月に発表されていたが、実車の公開は今回が初めてとなる。B3GTおよびB4GTは、従来モデルであるB3およびB4をベースにスープアップされたモデルだ。

そのスムーズな出力特性で高い評価を得ている3.0L 直6ビターボ(ツインターボ)エンジンは、最高出力が34psパワーアップされて529ps(389kW)、最大トルクは730Nm(74.4kgm)を発生する。しかも、あらゆる走行状況においてパフォーマンスを発揮できるよう独自のエンジンマッピングをさらに見直し、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時など、ドライブトレーンの優れた特性を際立たせている。

これに8速スポーツATと可変式の4WDシステム、そして電子制御LSDを組み合わせ、増大したパワーを効率的に路面に伝える。B3GT(セダン)の0→100km/h加速は3.4秒(B3:3.6秒)、巡航最高速度は308km/h(同305km/h)。B4GTグランクーペの0→100km/h加速は3.5秒(B4:3.7秒)、巡航最高速度は305km/h(同301km/h)というパフォーマンスを誇る。

増大したパワーに対応すべく、エンジンルーム内のドーム バルクヘッド レインフォース ストラットや高レートのリアスタビライザー(B3GTセダン)、新たなシャシとサスペンションのセットアップ(B4GTグランクーペ)などにより、ダイナミクスを向上させている。

画像: 3.0Lの直6ツインターボを搭載したエンジンルーム内は、ドーム バルクヘッド レインフォース ストラットが目をひく。

3.0Lの直6ツインターボを搭載したエンジンルーム内は、ドーム バルクヘッド レインフォース ストラットが目をひく。

This article is a sponsored article by
''.