2025年2月21日、ニコル・レーシング・ジャパンはBMW アルピナの最新モデル、B3GTおよびB4GTをメディアに向けて日本初公開した。このモデルが、アルピナの創業家であるボーフェンジーペン家が手がけた最後のアルピナ車になる。

GT専用のデザインカラー「オロ テクニコ」を内外装に採用

画像: B3のコクピット。アルピナでは引き続きレバー式のATセレクターを採用している。

B3のコクピット。アルピナでは引き続きレバー式のATセレクターを採用している。

エクステリアでは、フロントスポイラーに小さなカナードとスプリッターを装着し、新デザインのリアディフューザーと組み合わせて、前後の総合的なエアロダイナミクスを高めている。リアディフューザーはブラックのハイグロス仕上げで、テールパイプもブラック仕上げだ。

アルピナ伝統のサイドストライプは、他モデルでは「ALPINA」とロゴが入る部分に「B3GT」「B4GT」と車名が入れられている。スポークにダイヤモンドカットが施されて立体感が強調され、GT専用のデザインカラーである「オロ テクニコ」と呼ばれるゴールド仕上げの20インチ鍛造ホイールが足元を引き締めている。

インテリアにも、アルピナ独自の最高級ラヴァリナレザーに手作業で仕上げられたステアリングホイールのステッチ、アルマイト処理されたアルミニウム製のアルピナ スウィッチトロニックのシフトパドル、そしてフロアマットとラゲッジコンパートメントマットのブラックレザーの縁取りのステッチにも、オロ テクニコが用いられている。

そしてアルピナの慣例に従って、個別のシリアルナンバーが記載された製造番号プレートがセンターコンソールに取り付けられ、エンジン コンパートメント バッジにもシリアルナンバーが刻印されている。なお、BMW 3シリーズの現行型はスイッチ式のATセレクターとなったが、アルピナでは引き続きレバー式のATセレクターを採用している。

車両価格(税込)は、以下のとおり。前述のようにトランスミッションはすべて8速ATで駆動方式は4WDのみとなっている。またB4GTはグランクーペのみで、2ドアクーペやカブリオレの設定はない。

●B3GT セダン:1650万円(左ハンドル)/1680万円(右ハンドル)
●B3GT ツーリング:1720万円(右ハンドルのみ)
●B4GT グランクーペ:1710万円(左ハンドル)/1750万円(右ハンドル)

画像: フロントシートはB3GT/B4GTとも基本的に同じ。ヘッドレストに「GT」ロゴが刺繍され、シートバックにアルピナのエンブレムが付けられている。

フロントシートはB3GT/B4GTとも基本的に同じ。ヘッドレストに「GT」ロゴが刺繍され、シートバックにアルピナのエンブレムが付けられている。

なおアルピナ社は、2026年以降は「ボーフェンジーペン社」として、クラシックカー関連事業への投資や、これまでと異なる情熱的で新しいモビリティの開発に挑戦し続けるとアナウンスされているが、事業の詳細に関しては2025年の後半に発表される予定だ。

BMWアルピナ B3GTセダン<B4GTグランクーペ> 主要諸元

●全長×全幅×全高:4725×1825×1440mm<4800×1850×1440>
●ホイールベース:2850mm<2855>
●車両重量:1840kg<1910>
●エンジン:直6 DOHCツインターボ
●総排気量:2992cc
●最高出力:389kW(529ps)/6250-6500rpm
●最大トルク:730Nm(74.4kgm)/2500−4500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・59L
●WLTCモード燃費:未発表
●0→100km/h加速:3.4秒<3.5>
●巡航最高速度:308km/h<305>
●タイヤサイズ:前255/30ZR20、後265/30ZR20
●車両価格(税込):1650万円<1710万円>※いずれも左ハンドル

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