ボルボのフラッグシップとなる7シーターSUVの「XC90」がビッグマイナーチェンジされ、日本導入が開始された。そのディテールを写真で紹介しよう。

10年近くも毎年コンスタントに売れ続けているロングセラー

XC90は初代が2002年に発表され、現行型は2015年に発表(日本仕様は2016年に発売)された2代目にあたる。日本でも今までに1万台以上が販売され、しかもデビューから10年近く経つのに毎年コンスタントに1000台以上が販売されているロングセラーモデルなのだ。

今回のビッグマイナーチェンジで大きく変わったのはエクステリアだ。とくにフロントまわりは2方向から伸びる車線が重なり合うグラフィカルなパターンを取り入れたフロントグリルや、マトリックスデザインLEDを採用してスリムなEVを彷彿とさせるトールハンマー ヘッドランプ、改良されたバンパーなどで、より現代的でダイナミックなスタイルに進化した。

現代的なスカンジナビアンデザインの粋を集めて、インテリアも刷新された。ドアハンドルやシフトノブ、エアコンの吹き出し口などディテールにこだわった。直線的なダッシュボードは100%リサイクル素材のテキスタイルとウッドを組み合わせている。センターディスプレイは従来型の9インチから11.2インチに大型化され、ピクセル密度も向上し、操作性と視認性が大幅に進化している。

日本仕様のパワートレーンは従来型と同じ、MHEV(B5)とPHEV(T8)の2種。どちらも電子制御8速ATが組み合わされ、フルタイムで4輪を駆動する。MHEVは、新たにミラーサイクルエンジンとなった2Lの直4ターボエンジンにスタータージェネレーターを組み合わせたマイルドハイブリッド車。PHEVは、2Lの直4ターボエンジンと前後の2モーターを組み合わせるプラグインハイブリッド車だ。

このビッグマイナーチェンジは「2代目XC90の完成形」と呼ばれている。安全&快適装備も充実し、電動化を進めるボルボのフラッグシップとして君臨し続けていく。

ボルボ XC90 ウルトラ T8 AWD プラグインハイブリッド<プラス B5 AWD> 主要諸元

●全長×全幅×全高:4955×1960×1775mm
●ホイールベース:2985mm
●車両重量:2300kg<2130>
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター×2<同+モーター>
●総排気量:1968cc
●最高出力:233kW(317ps)/6000rpm<184(250)/5400-570>
●最大トルク:400Nm(40.8kgm)/3000−5400rpm<360(36.7)/2000-4500>
●モーター最高出力:前52kW/3000-4500rpm、後107kW/3280-15900rpm<10/3000>
●モーター最大トルク:前165Nm/0-3000rpm、後309Nm/0-3280rpm<40/2250>
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・71L
●WLTCモード燃費:13.3km/L<12.0>
●タイヤサイズ:275/35R22<275/45R20>
●車両価格(税込):1294万円<1019万円>

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