2023年11月に日本仕様が発表されたMINI カントリーマンを皮切りに、ジョン・クーパー ワークスの電気自動車が2025年2月に発表されたことで、BMW傘下となって第4世代となるモダン MINIのラインナップは完成したようだ。そこで、実際の販売データなどを基に、新世代 MINIの人気の秘密を探ってみたい。

男女を問わず多くの年齢層にMINIファンが存在する

画像: クーパーで一番人気のボディカラーは、写真のオーシャンウェーブグリーン。

クーパーで一番人気のボディカラーは、写真のオーシャンウェーブグリーン。

さて、コロナ禍も収まり、新車を購入する場合にオーダーから納車までの期間は、そのクルマの人気にもよるが少しは落ち着いてきたようだ。MINIの場合、モデルによって差はあるものの、だいたい1〜2カ月だという。

各モデル別の人気ボディカラーは、以下のとおり。

●クーパー:オーシャンウェーブ グリーンとナノク ホワイト
●エースマン:レベル レッドとインディゴ サンセットブルー
●カントリーマン:スモーキー グリーンとナノク ホワイト

やはり、カタログやWebサイトで見かける訴求色の人気が高いようだ。メーカーオプションでは、いずれのモデルも「フェイバリッド トリム」(ラグジュアリー志向のオプションパッケージ)や、「Mパッケージ」(電動フロントシートやHI-FIスピーカーシステムなど)が人気を集めている。

MINIの購買層(男女比率、年代別、平均年齢など)に関してもBMWジャパンでは公表していないが、実際に街中で走っているMINIを見ると、ドライバー(オーナーは別かもしれないが)は老若男女まんべんない層のように思える。少なくとも日本においては、男女を問わず多くの年齢層にMINI ファンが存在するということだろう。

画像: 可愛らしいエクステリアだけでなく、クラシックMINIをオマージュしたセンターメーター風のディスプレイなど、ユニークなインテリアも購入時のポイントとなっている。

可愛らしいエクステリアだけでなく、クラシックMINIをオマージュしたセンターメーター風のディスプレイなど、ユニークなインテリアも購入時のポイントとなっている。

購入時のポイントとしては、やはりデザイン(エクステリアもインテリアも)。そして大きくなったとはいえ、サイズも重要視されている。もちろんMINIは走っても楽しいクルマだが、多くのユーザーはデザイン重視で選んでいるようだ。

さらに、ユーザーニーズの多様化にあわせて、ボディタイプやパワートレーンを設定している。パワートレーンの多様化についてBMWグループでは「テクノロジー オープンネス」と呼んでいるが、電気だけにこだわらない、さまざまなパワートレーンの開発を継続していく戦略をとっているのは前述のとおり。

最新世代のラインナップが完成した2025年は、モダン MINIの人気がさらに高まっていくのではないだろうか。(文:篠原 政明/取材協力:BMW ジャパン)

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