男女を問わず多くの年齢層にMINIファンが存在する

クーパーで一番人気のボディカラーは、写真のオーシャンウェーブグリーン。
さて、コロナ禍も収まり、新車を購入する場合にオーダーから納車までの期間は、そのクルマの人気にもよるが少しは落ち着いてきたようだ。MINIの場合、モデルによって差はあるものの、だいたい1〜2カ月だという。
各モデル別の人気ボディカラーは、以下のとおり。
●クーパー:オーシャンウェーブ グリーンとナノク ホワイト
●エースマン:レベル レッドとインディゴ サンセットブルー
●カントリーマン:スモーキー グリーンとナノク ホワイト
やはり、カタログやWebサイトで見かける訴求色の人気が高いようだ。メーカーオプションでは、いずれのモデルも「フェイバリッド トリム」(ラグジュアリー志向のオプションパッケージ)や、「Mパッケージ」(電動フロントシートやHI-FIスピーカーシステムなど)が人気を集めている。
MINIの購買層(男女比率、年代別、平均年齢など)に関してもBMWジャパンでは公表していないが、実際に街中で走っているMINIを見ると、ドライバー(オーナーは別かもしれないが)は老若男女まんべんない層のように思える。少なくとも日本においては、男女を問わず多くの年齢層にMINI ファンが存在するということだろう。

可愛らしいエクステリアだけでなく、クラシックMINIをオマージュしたセンターメーター風のディスプレイなど、ユニークなインテリアも購入時のポイントとなっている。
購入時のポイントとしては、やはりデザイン(エクステリアもインテリアも)。そして大きくなったとはいえ、サイズも重要視されている。もちろんMINIは走っても楽しいクルマだが、多くのユーザーはデザイン重視で選んでいるようだ。
さらに、ユーザーニーズの多様化にあわせて、ボディタイプやパワートレーンを設定している。パワートレーンの多様化についてBMWグループでは「テクノロジー オープンネス」と呼んでいるが、電気だけにこだわらない、さまざまなパワートレーンの開発を継続していく戦略をとっているのは前述のとおり。
最新世代のラインナップが完成した2025年は、モダン MINIの人気がさらに高まっていくのではないだろうか。(文:篠原 政明/取材協力:BMW ジャパン)