2025年5月10日(現地時間)、WEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝がベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでで行われ、3番グリッドからスタートしたフェラーリAFコルセの51号車フェラーリ499P(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)が優勝、2位に50号車フェラーリ499P、3位に36号車アルピーヌA424が入った。51号車フェラーリは第2戦イモラ6時間に続いて2連勝、フェラーリは開幕戦カタール以来、今季2度目の1-2フィニッシュを飾った。トヨタは表彰台に届かず、4位、7位だった。

トヨタは攻めの戦略で上位進出もフェラーリに完敗

トヨタ勢は予選で思わぬ苦戦を強いられ、8号車が15番手、7号車が16番手とともにハイパーポール進出ならず。決勝では後方からのスタートとなったが、攻めの戦略とアグレッシブな走りでレース中盤にはトップ10圏内に浮上。8号車は4位までポジションを上げてフィニッシュ、7号車も最後まで諦めることなく順位争いを繰り広げて7位でゴールした。

画像: 予選で苦戦したものの、決勝では4位、7位まで追い上げたトヨタ。次戦ル・マン24時間に向けて、きっかけをつかむことはできたか。

予選で苦戦したものの、決勝では4位、7位まで追い上げたトヨタ。次戦ル・マン24時間に向けて、きっかけをつかむことはできたか。

とくに8号車はレース残り2時間のところで、他の車両よりも早めにピットインし、コース上の混雑を避けて速いラップタイムで周回を重ねて、一時首位を走行。残り45分の最後のピットストップで10位まで順位を落としたが、他の車両が次々と最後の給油のためにピットへ向かったことで順位を徐々に上げて、最後まで見せ場を作った。

トヨタは、表彰台には届かなかったものの2台そろってポイントを獲得したことで、マニュファクチャラーズランキングでフェラーリに次ぐ2位に浮上している。ちなみにトヨタ勢は今季開幕から3戦連続で2台そろってポイントを獲得した。

次戦はシーズンハイライトともいえるル・マン24時間。現地時間6月11日のフリー走行で開始、決勝レースは6月14日(土)16時(日本時間23時)にスタート、翌15日(日)16時にゴールする。

2025年WEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間 決勝

1位 51 フェラーリ 499P・フェラーリAFコルセ(グイディ/カラド/ジョビナッツィ) 150周
2位 50 フェラーリ 499P・フェラーリAFコルセ(フォコ/モリーナ/ニールセン)+4.299s
3位 36 アルピーヌA424(グーノン/マコヴィッキィ/シューマッハ) +5.148s
4位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮)+32.760s
5位 12 キャデラックVシリーズR・ハーツイオタ(リン/ナト/スティーブンス)+35.966s
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7位 7 トヨタGR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/デフリース)+46.022s

2025年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第3戦終了時)

1位 フェラーリ 136
2位 トヨタ 71
3位 BMW 64
4位 アルピーヌ 34
5位 キャデラック29
6位 ポルシェ 14
7位 プジョー 10

2025年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第3戦終了時)

1位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(フェラーリ) 75
2位 フォコ/モリーナ/ニールセン(フェラーリ)57
3位 クビサ/イーフェン/ハンソン(フェラーリ)39
4位 ブエミ/ハートレー/平川亮(トヨタ)37
5位 マコビキ/グーノン/シューマッハ(アルピーヌ)30
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10位 コンウェイ/小林可夢偉/デフリース(トヨタ)24

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