2025年5月10日(現地時間)、WEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝がベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでで行われ、3番グリッドからスタートしたフェラーリAFコルセの51号車フェラーリ499P(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)が優勝、2位に50号車フェラーリ499P、3位に36号車アルピーヌA424が入った。51号車フェラーリは第2戦イモラ6時間に続いて2連勝、フェラーリは開幕戦カタール以来、今季2度目の1-2フィニッシュを飾った。トヨタは表彰台に届かず、4位、7位だった。

開幕3戦で今季のフェラーリ優位が明確に

今季開幕戦から連勝中のフェラーリが、スパ・フランコルシャンでも圧倒的な速さを見せつけた。

画像: フェラーリの1-2フィニッシュは、開幕戦カタールの表彰台独占以来、早くも今季2度目。

フェラーリの1-2フィニッシュは、開幕戦カタールの表彰台独占以来、早くも今季2度目。

前日の予選ハイパーポールで1-2-3を独占したフェラーリは、予選2番手の83号車こそ序盤に脱落したものの、51号車と50号車の2台がレースの主導権を握り、36号車アルピーヌ、20号車BMWなどの追撃を振り切って、1-2フィニッシュを飾った。

51号車と50号車のフェラーリ2台は残り1時間のタイミングで燃料補給とタイヤ交換を行いレースに復帰。トップを走る51号車は残り10分で余裕を見せて最後の追加給油を行い、そのままトップでゴールに駆け込んだ。一方、2番手争いをリードしていた50号車フェラーリは36号車アルピーヌにファイナルラップまで激しく追い上げられる形となったが、なんとポジションを守ったまま燃料を持たせて2位でフィニッシュした。表彰台を争ったもう1台、20号車BMWは残り40分でトラブルのためリタイアした。

この結果、フェラーリ499Pは今季開幕から3連勝、51号車フェラーリは第2戦イモラ6時間に続いて2連勝、フェラーリの1-2フィニッシュは開幕戦カタール以来今季2度目となり(カタールでは表彰台独占)、ドライバーズランキング、マニュファクチャラーズランキングともライバルを大きく引き離すことになった。

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