ルーズグラベルのステージで出走順がポイントに?
ラリーの中心となるサービスパークは、今年もポルトガル北部の大都市ポルト近郊の町「マトジニョス」に置かれ、その南側約120kmに位置する古都「コインブラ」で15日(木)の夕方にセレモニアルスタートが行われる。
その後、ラリーは大西洋に面するリゾート地「フィゲイラ・ダ・フォス」に移動。昨年同様、SS1として2.94kmのスーパーSSが午後7時過ぎから1本行われ、競技がスタート。本格的なグラベルステージでの戦いは翌日16日(金)のデイ2から始まり、コインブラの東側エリアで「モルターグア」「ロウザン」「ゴーイス」「アルガニル」という4本の定番ステージを各2回走行。
さらに、SS10「アゲダ/セヴェル」、SS11「セヴェル/アルベルガリア」という、かつて1990年代に使われた2本のステージを走行。この日はミッドデイサービスが設定されず、2回行われる「リモートサービス」の整備作業のみで、10本合計146.48kmを走りきらなければならない。
17日(土)のデイ3は、サービスパークの東および東北エリアが主舞台となり「ヴィエイラ・ド・ミーニョ」「カベセイラス・デ・バスト」「アマランテ」という4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、「ロウサダ」のラリークロスサーキットで名物のスーパーSSが行われてデイ3は終了。7本のステージの合計距離は122.92kmとなる。
最終日18日(日)のデイ4は「パレーデス」、「フェルゲイラス」、大ジャンプで人気の「ファフェ」の3本のステージを、日中のサービスを受けることなく各2回走行。最終ステージとなるSS24は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが付与される「パワーステージ」に指定されている。
ラリーは4日間トータルで24本のSSを走行し、その合計距離は344.50km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1790.65kmとなる。

2025年ラリー・ポルトガルのステージマップ。サービスパークはポルト近郊「マトジニョス」に置かれ、その近郊が舞台となる。