2025年5月19日、ホンダはミドルサイズ SUVの「ZR-V」を一部改良して同年7月3日より発売すると発表。また、軽自動車のN-VANおよびN-BOX ジョイとともに車両価格の改定も併せて発表された。
艶感が増し、耐久性は従来比1.5倍に

ZR-V ブラックスタイルのリアビュー。
ZR-Vは、ホンダのミドルサイズSUVだ。日本仕様は2022年11月に発表され、2023年4月から発売された現行型が初代にあたる。先に発表された北米仕様の車名は「HR-V」となる。
今回の一部改良では、シビック RSやフリードから適用を始めている新たな外装塗料を採用した。塗料に使用するクリア材を、従来のアクリルメラミン素材から、より機能が向上した素材へ変更する。これによりボディの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上向上する。
また、原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、全国メーカー希望小売価格を改定する。主な車両価格(税込)は、エンジン車(1.5L 直噴VTECターボ+CVT)がX(FF)の328万4600円〜Z(4WD)の410万4100円、ハイブリッド車(2.0L+2モーター+電気式無段変速機)がe:HEV X(FF)の363万4400円〜e:HEV Z ブラックスタイル(4WD)の458万2600円となっている。
一部改良したZR-Vの発売は前述のように2025年7月3日からだが、これに先立ち、5月29日から全国のホンダカーズで受注を開始する。

ZR-V e:HEV Zのインテリア。