ポルシェとアウディがフルEV用に共同開発したプレミアム プラットフォーム エレクトリック(PPE)は、800Vアーキテクチャーを備えた最新コンポーネント。その第1弾となるのがマカンエレクトリックだ。今回は2025東京マラソンの先導車そのもののマカン 4 エレクトリックに乗る機会を得た。

ディスプレイに囲まれたコックピット

インテリアは、12.6インチ、10.9インチ×2枚の大型ディスプレイが配置されていた。ちなみにパッセンジャーディスプレイでは動画も観ることができるが、安全面から走行中はドライバーから見えないようになっている。

搭載される多彩な機能が、中央ディスプレイに集約されるのは従来と同様だが、エネルギーフローやバッテリー残量、走行可能距離などというBEV関連機能も新たに加わっている。またメーターにも多くの機能が割り当てられ、たとえば全面を地図にすることやポルシェらしい5連円形メーターにすることも可能になっている。

画像: 曲面デザインのメーターディズプレイは12.6インチ、センターとパッセンジャー(オプション)ディスプレイは10.9インチ。

曲面デザインのメーターディズプレイは12.6インチ、センターとパッセンジャー(オプション)ディスプレイは10.9インチ。

PPEの採用で全方位に走行フィールが向上

マカンエレクトリックでの大きなトピックは、プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)という新開発のプラットフォームを採用していることである。これはBEV専用にアウディとポルシェが共同開発したもので、アウディではQ6 eトロンから使われているものである。

PPE効果もあり、マカンエレクトリックの走りはスポーティな味わいだ。これならサーキットに持ち込んでもいいかもしれないと思わせた。さらに選択したドライブモードで快適にもスポーティにもオフロードも走れるポルシェらしい万能さを持つBEVマカンは、ポルシェのベストセラーに相応しい完成度だった。

画像: リアの彫刻的な3Dライトストリップの中央にはPORSCHEのロゴを配置する。

リアの彫刻的な3Dライトストリップの中央にはPORSCHEのロゴを配置する。

マカン 4 エレクトリック主要諸元

●全長×全幅×全高:4784×1938×1622mm
●ホイールベース:2893mm
●車両重量(DIN):2330kg
●モーター:永久磁石同期モーター
●最高出力:285kW(387ps)
 ローンチコントロール時オーバーブースト出力:300kW(408ps)
●最大トルク:650Nm
●バッテリー総電力量:100kWh
●WLTPモード航続距離:613km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:前235/55R20、後285/45R20-
●車両価格(税込):1045万円

This article is a sponsored article by
''.