プジョーは2025年6月13日、ル・マン24時間レースの地で、新型プジョー E-208 GTiを世界初公開した。
電動コンパクトハッチバックセグメントで最高のパフォーマンスを発揮
新型E-208 GTiは、最高出力280ps、最大トルク345Nmを誇り、0-100km/h加速はわずか5.7秒という驚異的なパフォーマンスを実現。これは、電動ホットハッチ市場におけるトップクラスの性能であり、そのポテンシャルの高さを物語っている。
ベースのE-208より車高が30mm低く、トレッドがフロントで56mm、リアで27mm広くなったことで、より力強いフォルムを実現している。
新型E-208 GTiは、その俊敏性とユニークなドライビングフィールにおいても際立っている。ギア減速機に統合されたリミテッドスリップディファレンシャル（LSD）を搭載し、高性能シャシと強化されたブレーキシステムにより、卓越した走行性能を発揮する。
総容量54kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、航続距離はWLTP複合サイクルで217マイル（約350km）を達成。日常使いから長距離移動まで、幅広いニーズに対応可能だ。
また、充電も高速かつ容易に行うことができる設計となっている。7.4kWの普通充電では4時間40分で、100kWの急速充電では30分未満で20%から80%まで充電できる。
発売記事や価格などは公表されていないが、近い将来にこのワクワクする電動ホットハッチは市場投入されるはずだ。ちなみに日本での発売についても未定だが、ぜひとも期待したいところだ。
リアではエレガントなLEDラインで構成される3本の水平の爪が印象的。
