日本仕様はHEVとBEVの2種を設定

ブランドエンブレムを配した大型フレームレスグリルやライオンの爪痕モチーフにしたLEDデイタイムランニングランプなどが特徴的なフロントまわり。全幅は1895mmとけっこうワイド。
3008は、ステランティス グループがプロデュースする「プジョー」ブランドのCセグメント SUVだ。初代は2009年に発表(日本仕様は2010年に発売)されたモノスペース的なクロスオーバーだったが、2016年に発表(日本仕様は2017年に発売)された現行型となる2代目はSUV的なモデルとなった。
初代の登場以来、世界で累計132万台以上を販売し、日本市場で売れているプジョー車の約20%を占めるほどの人気モデルだ。新型3008の日本仕様は、ハイブリッド車(HEV)の「3008ハイブリッド」とバッテリー電気自動車(BEV)の「E-3008」をラインナップする。今回はHEVのみが発表され、BEVは2025年内の発売を予定している。
現在、日本市場におけるプジョー車は、508や5008がフェードアウトし、408もマイナーチェンジを控えたモデル末期ということもあり、この新型3008が新たなフラッグシップになるようだ。
そんな3008のエクステリアはファストバックスタイルを採用したクーペタイプのSUVだ。プジョーでは初めて、サイドウインドーモールが表に見えないように設計されたデザインで、フロントからリアに伸びるシームレスなサイドラインを演出する。空力性能に優れたクーペフォルムとSUVの力強さを融合した、流麗なエクステリアが特徴的だ。
フロントまわりの中央部には、ブランドエンブレムを配した大型フレームレスグリルを採用。ボディと同色の精緻なデザインのグリッドが、ダイナミックな印象を高めている。プジョーのアイデンティティとも言えるライオンの爪痕をモチーフにしたLEDデイタイムランニングランプ、リアには立体造形の3本のLEDランプを採用し、モダンかつスタイリッシュに、ブランドの世界観を表現した。ヘッドランプには、走行状況に応じて自動で照射をコントロールする薄型マトリックスLEDタイプを採用している。
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