ステアリングのスイッチ類を見直し。従来を上回るカーゴスペースを確保
インテリアもエクステリア同様に新型「CLA」との共通部分だ。スポーティで高めに配置された2層構造のセンターコンソールやドアパネル、そしてMBUXスーパースクリーンだ。MBUXスーパースクリーンは、ドライバー用10.25インチスクリーンと14インチ中央ディスプレイとからなり、助手席用14インチがオプションで用意される。

インテリアにインテリジェンス感を醸し出すMBUXスーパースクリーン。
新採用のステアリングスイッチにも注目したい。ユーザーからの要望に応え、リミッターとディストロニック用のロッカースイッチ、そして音量調整用のローラースイッチを備えたコントロールコンセプトが再導入されたのだ。
また、静電容量式スイッチパネルはシームレスに統合することで操作性の向上が図られ、コントロールパネルから一部の機能の削除も行われた。ドライバーディスプレイを操作するフィンガーナビゲーションパッドの大型化による操作性向上も忘れてはいけない。
居住性では、新型「CLA」との違いをみせる。長いルーフと後方に向かって緩やかに傾斜するルーフラインにより、2列シートのそれぞれでヘッドルームが従来より広くなっている。1列目が+14mm、+2列目が+7mmといった具合だ。
2列目のシートは40対20対40の分割可倒式が標準となる。そのため、2列目をすべて倒すとカーゴスペース1290Lを確保できる。これは101Lのボンネット下フロントトランクと相まって、従来モデルを大きく超える利便性の高さを有していると言えるだろう。

2列目をフラットにすると、1290Lの大きなスペースが出現。
電動テールゲート(イージーパック)が標準装備されるのも嬉しい。加えて、ハンズフリーアクセスができるオプション(キーレスゴー)も用意されている。