航続距離、加速力、そして牽引力でも群を抜くパフォーマンスを提供
搭載されるバッテリーは、「CLA250+シューティングブレーク with EQテクノロジー」(以下CLA250+)と「CLA350 4MATICシューティングブレーク with EQテクノロジー」(以下CLA350)ともに85kWhのリチウムイオンバッテリーだ。

短時間での急速充電を可能にする800Vのアーキテクチャを採用。
これに800Vアーキテクチャが組み合わされ、大幅な充電時間の短縮が実現されている。「CLA250+」の場合、10分の急速充電で310kmの航続距離が可能となるといった具合だ。
パフォーマンスに目をやると、「CLA250+」は、モーター最高出力200kW/最大トルク355Nmで、WLTP法による満充電航続距離は最大761kmとなる。駆動はRW。片や「CLA350」はモーター最高出力260kW/最大トルク515Nmで、WLTP法による満充電航続距離は最大730kmとなる。駆動は2モーターによる4WDだ、
トランスミッションは、永久磁石同期機とリアアクスルに2速ギアボックスを備えた新開発の電動ドライブシステムが採用される。1速の発進加速性能に優れ、「CLA250+」を例にとればわずか6.8秒で停止状態から100km/hに達するという。2速は高速走行時のパワーデリバリーを重視した設計で、長距離走行次の快適性や航続距離を担保してくれる。最大200kWの回生力も心強い。
牽引力にも侮れないものがある。「CLA250+」で最大1500kg、「CLA350」で最大1800kgの牽引が可能だという。

牽引能力でもアピールする新型「CLAシューティングブレーク」。BEVの新たな価値観の創出か?
新型「CLAシューティングブレーク」の販売は、2026年3月予定で欧州からスタートを切る。その後には48Vのマイルドハイブリッド仕様の追加が控えており、マーケットの反応が気になるところだ。日本へのデリバリーについては、まだ正式なアナウンスはない。
メルセデス・ベンツCLA250+シューティングブレーク with EQテクノロジー主要諸元
●全長×全幅×全高:4723×1855×1469mm
●ホイールベース:2790mm
●車両重量:1800kg
●モーター:永久磁石同期機
●モーター最高出力:200kW
●モーター最大トルク:355Nm
●バッテリー総電力量:85kWh
●WLTPモード航続距離:761km
●駆動方式:RWD