ホンダは2025年7月10日、「FIT(フィット)」を一部改良、また2025年7月17日に「CIVIC(シビック)」の一部改良を実施。両車とも原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、全国メーカー希望小売価格を改定を行う。フィットは7月11日(金)に発売、シビックは7月21日から全国のホンダカーズで受注を開始し、10月2日に発売することを発表した。
シビックはスポーツ×洗練を極める。ハッチバックとe:HEVが進化

これまでRSグレードに先行採用されていた新しいボディ塗装を他のグレードにも採用。ボディの艶やかさがより向上している。
一方のシビックも一部改良を実施した。対象はハイブリッドモデル「e:HEV LX」と「e:HEV EX」、ガソリンモデル「LX」と「EX」。ホンダが誇るグローバルスポーツセダンの魅力を、より幅広い層に届けるべく洗練が図られている。
今回の一部改良では、シビックの「RS」グレードや、ミドルサイズSUV「ZR-V(ゼットアールブイ)」などで先行採用されている最新の外装塗料技術を、新たに標準モデルにも展開。ボディ塗装に使用されるクリア層の素材を、従来のアクリルメラミン系から、より高機能な新素材へと切り替えた。
この変更により、ボディ表面の艶やかさが一段と向上。光の反射に奥行きが生まれ、クルマ全体の存在感をより際立たせる仕上がりとなっている。
さらに塗膜の耐久性も飛躍的に向上しており、従来比で約1.5倍以上の耐候性能を実現※。長期的な使用においても色褪せやツヤの劣化が抑えられ、美しい外観を長く保つことが可能となっている。
※ホンダ社内評価による比較値。使用状況や環境により異なる場合があります。
動力性能については大きな変更はないが、e:HEVならではのスムーズかつ力強い加速感や、ハッチバックに搭載されるVTECターボエンジンのレスポンスは健在。快適な通勤からワインディングまで、幅広い走行シーンで楽しめるクルマに仕上がっている。