2025年8月1日に発売したMotor Magazine 9月号はスポーツカー大特集。創刊70周年記念となる8月号(7月1日発売)に続き、今月も70周年を祝う大特集&増ページ号。今回はその中からPart4「ピュア・ドライビングの系譜」に登場したアルピーヌ A110 Sを紹介する。

「運転が楽しいクルマ」A110はなぜ楽しいのか?

画像: A110Sのボディサイズは全長4205×全幅1800×全高1250mmと比較的コンパクト。車両重量はわずか1110kgだ。

A110Sのボディサイズは全長4205×全幅1800×全高1250mmと比較的コンパクト。車両重量はわずか1110kgだ。

現代における「スポーツカー」は、もはや「速い」「低い」「2ドア」だけで語ることはできない。求められるのは、走る歓びと日常性の両立、そして時代との調和だ。

そんな中で大切なのは、「スペック以上にドライバーの感情を揺さぶるかどうか」ではないだろうか? いま一度、スポーツカーの本質と向き合うのが今回の特集企画の主旨である。

その中でもMotor Magazine誌と同い年、70年の歴史を持つフレンチブランドがアルピーヌだ。1955年、ルノーのディーラー出身で、レーシングドライバーでもあったジャン・レデレ氏が、情熱を注いで立ち上げ、以降ラリーでの活躍で名を馳せた。とくに初代A110は伝説的存在となった。

クルマづくりの根底には「走りに情熱、軽さに美学」という精神があり、2017年に復活したA110は、ブランドを象徴するモデルとして世界中で高く評価されている。Motor Magazine誌のモーストファン企画(2023年)でも「運転が楽しいクルマ」の頂点に輝いている。

今後はBEV化で電動スポーツ路線も計画されているが、今回の特集を企画するにあたり、今一度A110(S)を試乗し、なぜ運転が楽しいのか、その魅力を再度確認してみることにした。

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