自動車専門誌、月刊モーターマガジンで連載している最新BEVの長期レポート。2025年3月からテストしているのは ヒョンデ KONA Nライン、その3回目。

充実したADASがもたらす安心感

安全・運転支援関連の装備の充実にも言及したい。KONAの充電口は、急速充電、普通充電ともにフロントバンパーに配置されているため、充電するときは前向きに駐車することになる。つまりそれは、充電終了後はバックで充電スタンドから出ることになるのだが、そんなときに便利なのが車載カメラの3D表示機能で、車両周辺の状況を映像で映しだしてくれるためとても安全かつ便利である。

このカメラ機能は、センターコンソールに用意されたスイッチを押せばすぐに起動でき、さらに狭い場所や暗いときでもグリーンやイエロー、レッドの警告線を表示、車両周辺を注意することができてとてもありがたい。

画像: カメラスイッチと押すとバーチャルな3D画像がディスプレイに映し出される。正確なので車両周辺の障害物などが確認できて便利。

カメラスイッチと押すとバーチャルな3D画像がディスプレイに映し出される。正確なので車両周辺の障害物などが確認できて便利。

その他にも、車載カメラを使用した「ビルトインドラレコ」も標準装備している。これも駐車中や走行中などの録画ができてとても便利である。あとから社外品を装着しなくてもいいというのもコスト面でうれしいところだ。

もうひとつ挙げたい機能が、バック時に障害物や近づいてくる車両、自転車、歩行者などを検知
するとハンドルの振動でドライバーに警告してくれる「リアクロストラフィックコリジョンアポイダンスアシスト」、「後方駐車衝突防止アシスト」である。KONAをバックで動かすときは、この効果を大きく味わっている。

さて、電気自動車のKONAには、「アクティブサウンドデザイン」という、EVサウンドの音量を強く/普通/弱く/オフから選べる機能があり、ホーム画面から呼び出し選択することができる。ちなみに私の場合、基本的にはオフを選び、電気自動車の大きな特徴であるエンジン音のない静かさをいつも楽しんでいる。

画像: 「アクティブサウンドデザイン」オフを選択。自然の中、静かで優雅なドライブを楽しむ。

「アクティブサウンドデザイン」オフを選択。自然の中、静かで優雅なドライブを楽しむ。

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