航続距離295kmを実現して日常使いに安心感をもたらす“e: Daily Partner”
ホンダの新型軽EV「N-ONE e:」は“e: Daily Partner”をグランドコンセプトに、旧来のN-ONEが持っていた軽快さや親しみやすさを引き継ぎながら、EVならではの静かさ、力強さ、そして利便性を磨き込んだモデルだ。

丸目ヘッドライトとシンプルなフロントマスクが愛らしさを演出しつつ、EVらしい洗練された存在感を放つN-ONE e:。写真のボディカラーはメテオロイドグレーメタリック。
N-ONE e: の最大の特徴は、WLTCモードで 295km の航続距離を実現した点で、日常の通勤・買い物利用において“走り切れない”不安を払拭する設計とされる。
また、バッテリーを薄型化してフロア下に配置することで、従来のN-ONEと同等の室内空間を確保。後席のダイブダウンやチップアップ機構によって、荷物の積載性も確保し、軽乗用ながら多彩なシートアレンジが可能だ。
全高をN-ONEと同等に抑えたことで、立体駐車場の制限(全高1.55m以下)にも対応し、街中での取り回しや駐車場での利便性にも配慮している。

全長3395×全幅1475×全高1545mmとして、立体駐車場を利用可能としている。

スクエアなフォルムに縦型テールランプを備え、軽自動車らしい使いやすさとEVらしい新しさを融合したリアスタイル。写真のボディカラーはチアフルグリーン。
エクステリアではN-ONEのシンプルで丸みを帯びたフォルムを踏襲しつつ、EVらしい新しさを演出するフロントフェンダーやリアガラスまわりの曲面処理、力感のある造形を採用。
インテリアでは、ディスプレイを持たない“ナビレス仕様”を含めたフラットなパネル構成や、Bluetoothオーディオ対応によるスマートフォン連携など、乗る人のライフスタイルに応じた選択肢も用意されている。
とくに廃バンパー材や植物由来のバイオ樹脂、使用済みPETボトルなどの再資源化素材を用いた内外装パーツにより、リサイクル性への配慮も明示した点が注目される。

水平基調でシンプルにまとめられたインパネは、視界の良さと操作性を両立。上級仕様のe:Lには9インチHonda CONNECTディスプレイを備え、EVらしい先進性と日常に寄り添う扱いやすさを兼ね備えた空間に仕上げられている。

前席はしっかりとしたサポート性で長時間ドライブも快適にこなし、後席は足元や頭上空間に余裕を確保。シートアレンジも自在で、多様な荷物やシーンに対応できる、軽EVとは思えない実用性と快適性を両立している。