自動車専門誌、月刊モーターマガジンで連載している最新BEVの長期レポート。2025年3月からテストしているのは ヒョンデ コナ Nライン、その4回目。

走行モードによる電費差は意外と小さい

コナのドライブモードは、「ECO」「NORMAL」「SPORT」「SNOW」があり、これらは実際に走るとどう変わのかを確認するため、「SNOW」を除く3つのモードで長距離を走ってみた。その結果、日本の法定速度では電費に大きな違いがないことがわかった。

具体的にそれぞれの電費は、「ECO」が7km/kWh前半、「NORMAL」と「SPORT」が6km/kWh後半といったところだ。つまり0.1〜0.3km/kWh程度しか差がでない。これなら好みのモードがあればどれで走ってもいいだろうという結論だ。

それなら私は断然「ECO」モードで走りたい。どんな場面でもパフォーマンスに不満を感じないからだ。ちなみにこのモードは、車両の電源をオフにしても維持される。これは「NORMAL」も同じだが、「SPORT」は電源を切ると「NORMAL」に戻ってしまう。つまり「SPORT」はあえて選択して走るドライブモードだということなのである。

画像: ドライブモードを「SPORT」にするとメーター表示はチェッカーフラッグ風となり、レンジはECOより5〜10%少なく表示される。

ドライブモードを「SPORT」にするとメーター表示はチェッカーフラッグ風となり、レンジはECOより5〜10%少なく表示される。

雨に濡れない充電スタンドが増えればいいのだが

さて充電だが、私は集合住宅に住んでいるため、自宅に充電器はない。そこでAC(普通)充電するには会社に設置されている充電器を使うことになるのだが、最近はそのガレージがあまり空いていないのでほぼDC(急速)充電でこの1カ月を過ごした。

ノマド充電が多くなると、お気に入り急速充電スポットはいくつかできる。私の場合、それは出力の大小よりも屋根があることを最優先に選んでいる。雨ざらしの充電スタンドのケーブルは触りたくないほど汚れている、ということを何度か経験しているので、雨が降っているとそこには足が向かないのだ。

先日も高速道路のSAで充電する機会があったが天気は雨。そこは充電口も6口あったが、屋根はなく、充電ケーブルも汚れていた。屋根があり、汚れない充電スタンドが多くなればBEVライフもさらに快適だろうと思う。

画像: 最近のお気に入り充電スタンド。出力は50kWぐらいだが、屋根もあり、駐車スペースも広く快適。難点は携帯電話の電波が届かないこと。

最近のお気に入り充電スタンド。出力は50kWぐらいだが、屋根もあり、駐車スペースも広く快適。難点は携帯電話の電波が届かないこと。

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