SUVのたくましさとBEVのハイテク感が表現されたエクステリア&インテリア
2024年11月にイタリア・ミラノで初公開され、2025年1月にインドのバラタ モビリティ グローバルエクスポ(Bharat Mobility Global Expo )2025で公開された、スズキのBEV(電気自動車)世界戦略車第一弾となるモデル「eビターラ」が、2026年1月16日より日本で販売される運びとなった。グレードは、「X」(FF)と「Z」(FF/4WD)の2タイプとなる。

四隅に踏ん張る大径タイヤやサイドスラッシュガードが、SUVとしての高い走破性を予感させる。
「エモーショナル バーサタイル クルーザー(Emotional Versatile Cruiser)」を商品コンセプトにし誕生した、このモデルのエクステリアのテーマは「ハイテク&アドベンチャー」。BEVの先進感とSUVの力強さを併せ持つ、冒険心を刺激する力強いデザインが目指されたのだ。
「ハイテク」の表現は、LEDデイタイムランニングランプ(LEDポジションランプ)とリヤのLEDコンビネーションランプの3ポイントが特徴的なシグネチャーランプだ。そして、押し出し感の強いフロントマスクや、BEVならではのロングホイールベースに、四隅に踏ん張る大径タイヤやサイドスラッシュガードが「アドベンチャー」を主張する。
足元には18インチガーニッシュ付アルミホイールが目を引く。空力と軽量化を両立させた樹脂製ガーニッシュが採用された、アルミだけでは表現できない細部まで作り込んだデザインとなっている。
インテリアは、最新デバイスの搭載やSUVらしいタフな造形と機能的な装備を持たせると同時に、ブラックとブラウンを基調とするインテリアカラーが用いられる。インパネやフロントドアトリムへのブラウンソフトパッドや、エアコンルーバーの周辺へのダークシルバーガーニッシュやピアノブラック調加飾同様にタフさの中に上質感を演出したのだという。
メーターディスプレイ(10.25インチ)とセンターディスプレイ(10.1インチ)を同一平面上に配置した「インテグレーテッドディスプレイシステム」にも注目したい。

「インテグレーテッドディスプレイシステム」の採用で、視認性と操作性がグッと向上している。
優れた操作性と繋ぎ目のない1枚ガラスの高い質感により、フローティングさせたセンターコンソールやフロントドアとセンターコンソールミドルトレイへのアンビエントライトともども、BEVならではのハイテク感を醸し出している。
加えて、「タイマー充電」や「バッテリーウォーマー」などの機能を追加したスズキコネクトの採用も行われている。