2025年10月5日(現地時間)、F1第18戦シンガポールGPがシンガポール市街地サーキットで開催され、メルセデスのジョージ・ラッセルが圧倒的な速さを披露して優勝。2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にはマクラーレンのランド・ノリスが入った。マクラーレンは4位にもオスカー・ピアストリが入り、シーズン6レースを残して2年連続のコンストラクターズチャンピオンを決めた。

早くもマクラーレンが2年連続コンストラクターズ王者を確定

一方、ラッセル追撃が叶わなかったフェルスタッペンは終盤、ノリスの猛攻にさらされながらもグリッド順通りの2位でフィニッシュ。「難しいレースだった。2位は最大限の結果かな」と今回はメルセデスの速さに脱帽。

スタート直後の攻防で同僚オスカー・ピアストリをかわしたノリスは、「ペースはあったけど、このサーキットはやはり難しい。でも3位で良かった」と不振の予選からのポジションアップを喜んだ。これでドライバーズ選手権は首位ピアストリと2番手ノリスの差が22点に。フェルスタッペンもピアストリとの差をわずかながらも縮めている。一方、コンストラクターズ選手権は3、4位となったマクラーレンが6レースを残して2年連続の戴冠を決めた。

画像: スタート直後にチームメイト同士の接触がありヒヤリとしたが、3位にランド・ノリス、4位にオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンが2年連続のコンストラクターズタイトルを決めた。

スタート直後にチームメイト同士の接触がありヒヤリとしたが、3位にランド・ノリス、4位にオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンが2年連続のコンストラクターズタイトルを決めた。

画像: 2年連続のコンストラクターズタイトルを決めたマクラーレン。今後はオスカー・ピアストリ(336点)とランド・ノリス(314点)のチームメイト同士のドライバーズチャンピオン争いに焦点は移る。

2年連続のコンストラクターズタイトルを決めたマクラーレン。今後はオスカー・ピアストリ(336点)とランド・ノリス(314点)のチームメイト同士のドライバーズチャンピオン争いに焦点は移る。

13番手グリッドからスタートした角田裕毅(レッドブル)はスタート直後にズルズルと順位を落とし、その後早めのタイヤ交換で追い上げてポイント圏内まであとわずかに迫ったが、最後に力尽きて12位でフィニッシュした。

画像: シンガポールGPのタイヤ戦略。チームとドライバーのタイヤマネジメント能力が向上し、ミディアムタイヤで50周、ソフトタイヤで38周もの周回が可能になっている。

シンガポールGPのタイヤ戦略。チームとドライバーのタイヤマネジメント能力が向上し、ミディアムタイヤで50周、ソフトタイヤで38周もの周回が可能になっている。

次戦第19戦アメリカGPは、10月17日、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカで開幕、決勝レースは10月19日に行われる。(文:新村いつき)

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