自動車専門誌、月刊モーターマガジンで連載している最新BEVの長期レポート。2025年3月からテストしているのは ヒョンデ コナ Nライン、その8回目。

ヒョンデ モーター クラブ ジャパンの設立に立ち会った

ヒョンデ車のオーナーに朗報だ。ヒョンデ モビリティジャパンが公認するオーナーズクラブが設立されたのである。これまでは、IONIQ5オーナーのコミュニティなどはあったが、それがヒョンデ車すべてのオーナーに広がり「ヒョンデ モーター クラブ ジャパン」となったのである。

画像: EV Summer Campに続いて夕方からはHyundai Nightが開催されたキャンプ場にはIONIQ5、KONA、INSTERが集結した。

EV Summer Campに続いて夕方からはHyundai Nightが開催されたキャンプ場にはIONIQ5、KONA、INSTERが集結した。

こうしたコミュニティの存在は、オーナーにとって大いに頼りになるだろう。メーカーやインポーターの活動とは違い、お互いに情報交換ができ、困りごとなどの解決に役立つからである。

ヒョンデのオーナーズクラブは、本国の韓国に「ヒョンデ モーター クラブ コリア」がある。そのクラブの会長や会員が2024年に来日し、日本のヒョンデオーナーと交流した「第1回 韓日ヒョンデオーナー交流会」が、今回の日本のオーナーズクラブ発足のきっかけのひとつとなっている。そこで親交を深めたヒョンデオーナーが中心となって、公認クラブを創設したということなのだ。ちなみに、ヒョンデのオーナーズクラブが韓国以外で設立されたのは、日本が初めてだという。

今回は、前述したヒョンデ モーター クラブ ジャパン設立イベント&ヒョンデ ナイト取材のため、8月初旬の日曜日に朝霧高原(静岡県)に行った。東京からは、往復で300kmに満たない距離なのでSOC80%程度あればコナは十分に無充電で行ける距離だが、絶好の機会なので日曜日の高速道路の充電スタンドにも立ち寄りたいと思い、復路に中央高速道路談合坂サービスエリア上りで充電することにした。ここは最近、充電スタンドをリニューアルしている。

画像: 30分の急速充電でSOC80%、走行可能距離354kmになった。早くて快適だ。

30分の急速充電でSOC80%、走行可能距離354kmになった。早くて快適だ。

ここには、出力150kWの急速充電が4基、90kWが2基の合計6基の充電スタンドがある。いずれもゲスト料金は77円/分なので30分充電すると2310円が課金される。ただ、実際は契約している充電カード会社によってその金額に違いがある。料金は月会費が高ければ充電時は低く、安ければ高いというのが一般的だろう。

画像: ウインカーに連動して後方死角をメーターに映す機能は便利。

ウインカーに連動して後方死角をメーターに映す機能は便利。

着いたのが日曜日の夕方だったので、充電スタンドがすべて埋まっていることも予想された。実際にサービスエリアの一般駐車スペースは、駐車場整理の人が出ているほど混雑していたのだが、なんと充電スペースには1台もEVが駐まっていなかった。この時間でこんなにガラガラとは、日本のEVはそこまで売れていないのか、と心配になるほどだ。ただ、逆に考えれば、今EVに乗れば、充電待ちもなく快適にEVライフを楽しめるのはメリットだな、と改めて思った。

画像: 8月の日曜日夕方の中央道談合坂SA上りの充電スタンド。この時点では1台も充電していなかったが、すぐ写真左のように満車に。

8月の日曜日夕方の中央道談合坂SA上りの充電スタンド。この時点では1台も充電していなかったが、すぐ写真左のように満車に。

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