一部の販売店では受注停止の措置も!

一番人気のボディカラーは、ムーンリットホワイト パール。
2023年のジャパンモビリティショーで「プレリュード コンセプト」としてワールドプレミアされてから、発売が心待ちにされていた新型プレリュード。満を持して2025年9月5日に発売され、発売から約1カ月後の同年10月6日の時点で累計受注台数は約2400台となった。
月間の販売計画台数は300台と控えめだったとはいえ、月間販売計画の約8倍という好調な立ち上がりを見せた新型プレリュード。想定を超える受注となったことで、現在、一部の販売店では受注停止の措置がとられているという。ホンダではこの好調な受注状況を受け、多くのユーザーが注文できるように増産を含めた対応を行う予定だ。ちなみに、現在の受注状況は以下のような感じだ。
購入層は、新規購入やセカンドカーとしての需要を中心に、50〜60代のユーザーが主だという。ユーザーが評価している点は、以下のものが挙げられている。
●スペシャリティスポーツらしい、ワイド&ローでダイナミックかつ伸びやかなプロポーション
●モーター駆動でありながら有段シフトのようなダイレクトな駆動レスポンスと鋭いシフトフィールにより操る喜びを感じられる、e:HEVの新たな制御技術「ホンダ S+シフト」
●シビック タイプRにも採用されているデュアルアクシス ストラット フロントサスペンションやアダプティブ ダンパー システムがもたらす、優れた足まわりとシャシ性能
●クーペでありながら、スーツケースやゴルフバッグなどさまざまな荷物が積載可能(形状による)な、開口部の広いテールゲート式の荷室など、日常での使い勝手を考慮したパッケージング

「ホンダ S+シフト」のドライブフィールも評価されている点のひとつだ。
ボディカラーの構成比は、以下のとおりだ。
●ムーンリットホワイト パール:63%
●メテオロイドグレー メタリック:16%
●クリスタルブラック パール:11%
●フレームレッド:10%

現在のところ人気は今ひとつ?のボディカラー、フレームレッド。
やはり、コンセプトで登場したときのボディカラーが印象深いのか、ホワイトが一番人気。CMなどに登場するレッドは、いまひとつ人気がないようだ。
車両価格(税込)は617万9800円と、シビック タイプR レーシングブラックパッケージと同価格の新型プレリュード。ジャンル的にはスペシャルティカーだが、そのパフォーマンスはスポーツカーに近いと評価は高い。
その勢いに乗ってか、2026シーズンからのスーパーGTシリーズに、ホンダはGT500マシンとして「プレリュード GT500」を参戦させる。もちろん市販車とレーシングカーは別ものだが、プレリュードのスポーティなイメージをさらに増幅させてくれることは間違いなさそうだ。

2026シーズンのスーパーGTに参戦する、「プレリュード GT500(プロトタイプ)」。
ホンダ プレリュード 主要諸元
●全長×全幅×全高:4520×1880×1355mm
●ホイールベース:2605mm
●車両重量:1460kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1993cc
●最高出力:104kW(141ps)/6000rpm
●最大トルク:182Nm(18.6kgm)/4500rpm
●モーター最高出力:135kW(184ps)/5000-6000rpm
●モーター最大トルク:315Nm(32.1kgm)/0−2000rpm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・45L
●WLTCモード燃費:23.6km/L
●タイヤサイズ:235/40R19
●車両価格(税込):617万9800円