2025年10月5-6日(現地時間)、ルノーは「ヒストリック・ツール・ド・コルス・ラリー(Tour de Corse)」が開催されているフランス・コルシカ島で、最新の電動スポーツカー「ルノー 5 ターボ 3E」の一般公開走行を行い、大きな注目を集めた。ジャン・ラニョッティが「ルノー 5 ターボ」で1985年ツール・ド・コルスを制してからちょうど40周年を迎える節目の年に、記念すべき場所でデモ走行とドリフト走行を披露した。

伝説の血脈を受け継ぎ、「ルノー 5 ターボ3」が電気自動車で誕生

「ルノー 5 ターボ 3E」は、1980年代にラリーで活躍したミッドシップモデル「ルノー 5 ターボ」とその発展型である「ルノー 5 ターボ2」が、100%電気自動車(BEV)として現代に蘇ったモデル。

アルミとカーボンを組み合わせた新開発プラットフォームに、最高出力277ps(204kW)のインホイールモーター(後輪左右に1基ずつ計2基)を搭載。最大トルクは4800Nmを発生し、そのパワーを左右輪を独立制御することでトルク配分を最適化し、圧倒的な俊敏性とドリフト性能を実現する。かつての「ルノー 5 ターボ/ターボ2」と同様、後輪駆動となる。

全長4.08m、全幅2.03mというコンパクトなサイズながら、0-100km/h加速は3.5秒、最高速270km/h、パワーウェイトレシオは2.6kg/psとスーパーカー並みの数値を誇る。

800Vアーキテクチャと70kWhバッテリーを搭載し、DC急速充電(最大330kW)に対応。15分で15〜80%の充電が可能で、WLTP航続距離は400km以上となる見込み。

画像: 「ルノー 5 ターボ 3E」はラリーやレース用車両ではなく、公道走行が可能なロードカー。ルノー史上もっともパワフルで先進的なBEV(バッテリー電気自動車)であり、レース仕様へのアレンジも想定されている。

「ルノー 5 ターボ 3E」はラリーやレース用車両ではなく、公道走行が可能なロードカー。ルノー史上もっともパワフルで先進的なBEV(バッテリー電気自動車)であり、レース仕様へのアレンジも想定されている。

聖地コルシカ・カルヴィで圧巻のパフォーマンスを披露

「ルノー 5 ターボ 3E」のデモンストレーション走行は、2025年10月5日と6日、カルヴィ港の特設エスプラネードと、ツール・ド・コルスの伝統のスペシャルステージ「ノートルダム・ド・ラ・セラ」「モンテグロッソ」で実施。

車両を操ったルノーのアンバサダー兼ラリードライバーのジュリアン・ソーニエは、多くの観客の前で555psの電動パワーを解き放ち、俊敏な旋回性能と圧巻のドリフトを披露。走行後、「ルノー 5 ターボ 3Eのステアリングを握る体験は衝撃的でした。スーパースポーツカーとしての性能はもちろん、ラリーカーとしての俊敏さとドリフト性能が際立っています。加速はスピードが増しても衰えず、ブレーキも極めて強力で、かつ驚くほどコントロールしやすい」とその衝撃の走行感覚をコメントしている。

画像: オリジナルの5ターボとターボ2にインスパイアされたエクステリアは過激そのもの。大きなオーバーフェンダー、左右両端まで伸ばされた大型のディフューザーは迫力満点。

オリジナルの5ターボとターボ2にインスパイアされたエクステリアは過激そのもの。大きなオーバーフェンダー、左右両端まで伸ばされた大型のディフューザーは迫力満点。

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