ベントレーモーターズとスタインウェイ&サンズは2025年10月16日(現地時間)、ドイツ・ハンブルクで特別なコラボレーションを発表した。ラグジュアリーを象徴する英国の自動車ブランドと、世界最高峰のピアノブランドが手を組み、「クラフツマンシップ、デザイン、イノベーション」をテーマに、新たな芸術の融合を形にしたのである。

モノクロームの美学が映す「究極の調和」

この発表では、特別仕様の「フライングスパー スピード」と、わずか52台限定で製造される「スタインウェイ グランドピアノ限定シリーズ」が初披露された。

会場となったスタインウェイのハンブルク工房は、100年以上の伝統と革新が息づく場所。その空間で行われた両ブランドの邂逅は、まさに“モノづくりの頂点”を体現する瞬間だった。

画像: 白と黒、二つのグランドピアノとフライングスパーが奏でる“調和の美”。クラフツマンシップの共鳴を象徴するシーンだ。

白と黒、二つのグランドピアノとフライングスパーが奏でる“調和の美”。クラフツマンシップの共鳴を象徴するシーンだ。

ベントレーが披露したフライングスパー スピードは、最新の「ウルトラパフォーマンスハイブリッドV8」を搭載。外装はアークティックホワイト、内装はピアノブラック・ヴェニアで仕立てられ、スタインウェイが同時に発表したグランドピアノ「ウルトラブラック」「ウルトラホワイト」と呼応するデザインを採用している。

白と黒という、最もシンプルな色の中に潜む深い美。モノトーンがもたらす静謐と緊張感は、まるで音楽の休符のように、空間そのものに余韻を残す。ベントレーとスタインウェイは、それぞれが培ってきた素材への理解と職人技を通じ、造形美と音響美という異なる世界を共鳴させた。

特別仕様のピアノは、Model B コンサートグランド18台、Model D コンサートグランド8台の計26台を製造。すべてがハンブルクで製作され、従来のスタインウェイ伝統を踏襲しつつ、現代的な感性を取り入れた“アートピース”として完成している。

画像: “B”ウイングマスコットの艶やかな輝きと、漆黒のピアノの光沢。素材と造形の対話がここにある。

“B”ウイングマスコットの艶やかな輝きと、漆黒のピアノの光沢。素材と造形の対話がここにある。

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