ポルシェは、まもなくデビューする新型フル電動SUV「カイエン・エレクトリック」に搭載される、革新的な高電圧システムの詳細を明らかにした。ポルシェのDNAである走行性能を犠牲にすることなく、航続距離と充電の利便性を飛躍的に向上させるこのシステムは、次世代の「E-Performance」の基礎を築くものとなる。

80%まで16分未満で充電完了。10分あれば、300km分稼げる

カイエン・エレクトリックは、充電性能においても新基準を打ち立てる。最大400kWの超急速充電に対応し、10%から80%までの充電を16分未満で完了する。これにより、わずか10分で300 km以上の航続距離を追加することが可能となる。

画像: 充電プランナーは、車両のすべての冷暖房回路にリンクし、温度、ルート、走行プロファイルを継続的に分析することで、エネルギー効率を最適に制御する。充電時間の短縮、エネルギー消費の削減、さらに正確な航続距離予測など、メリットは大きい。

充電プランナーは、車両のすべての冷暖房回路にリンクし、温度、ルート、走行プロファイルを継続的に分析することで、エネルギー効率を最適に制御する。充電時間の短縮、エネルギー消費の削減、さらに正確な航続距離予測など、メリットは大きい。

この高い充電性能は、わずか摂氏15度でも発揮される。季節の変化に伴う温度変化が大きくても、「堅牢な急速充電特性」を達成している。

オプション設定だが、最大11kWのワイヤレス充電システムも導入される。これは、ケーブル接続によるAC充電とほぼ同等の最大90%の効率を、実現するものだ。ガレージなどに設置する床面プレートの上に車両を駐車するだけで、自動的に非接触で充電が開始される。

ポルシェは、自宅での充電がEV充電セッションの約75%を占めると分析しており、この技術により「充電の利便性と日常での使いやすさ」を最大限に高め、電気自動車への移行を促す狙いだ。

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