北米トヨタは2025年10月27日(現地時間)、米ネバダ州ラスベガスで開催されたSEMAショー2025 において、「Turbo Trail Cruiser(ターボ・トレイルクルーザー)」を公開することを発表した。クラシックな Toyota Land Cruiser FJ60 をベースに、最新のツインターボ V6を搭載したレストモッドのコンセプトカーだ。

クラシックの魅力を前面に、しかし中身は最新技術を搭載

今回、北米トヨタが発表する「ターボ・トレイルクルーザー」は、1980年代のランドクルーザーFJ60の外装デザインを極力そのまま残しつつ、内部構造は最新技術で一新した“レトロ×モダン”のモデルとなる。

画像: 1986年のシルバー147(トヨタ純正ボディカラーの色コード)を再現した外装に、35インチタイヤと専用ホイールを装着。

1986年のシルバー147(トヨタ純正ボディカラーの色コード)を再現した外装に、35インチタイヤと専用ホイールを装着。

具体的には、トヨタの現行タンドラに搭載されている最新i-FORCE3.4L V6ツインターボエンジンを搭載。最高出力389ps、トルク479lb-ft(約650Nm)を発生し、オリジナルのFJ60に搭載されていた直列6気筒の約2倍となる性能を実現している。

それだけでなく、静粛性・燃費・排出ガスといった動力性能以外の面でも現代エンジンのメリットを活かしており、「ただ速いだけではない」改造車であることを強くアピールしている。

画像: i-FORCE 3.4L V6ツインターボエンジンに換装。高効率クーリングとデュアル吸気で応答と耐久性を確保し、クラシックに最新の心臓を収めた。

i-FORCE 3.4L V6ツインターボエンジンに換装。高効率クーリングとデュアル吸気で応答と耐久性を確保し、クラシックに最新の心臓を収めた。

外観についても、1.5インチ(約38mm)のリフト(車高アップ)、35インチタイヤ、フロントシャックルのリバーサル(リーフスプリングの前後取り付け位置の逆転)を含むオフロード仕様改造が組み込まれている。塗装色には1986年当時のシルバー 147を再現。

画像: FJ60の水平基調シルエットを残しつつ、1.5インチリフトで走破性を強化。

FJ60の水平基調シルエットを残しつつ、1.5インチリフトで走破性を強化。

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