「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、ボルボ V60T6 ポールスター「パフォーマンスパッケージ」だ。

ボルボ V60 T6 ポールスター パフォーマンスパッケージ(2012年:パッケージオプション)

画像: ボルボのモータースポーツ&カスタマイズの公式パートナー「ポールスター レーシング」が手がけたパッケージオプションだ。

ボルボのモータースポーツ&カスタマイズの公式パートナー「ポールスター レーシング」が手がけたパッケージオプションだ。

ボルボのT6(3L 直6ターボ)エンジンのパフォーマンスを向上させる専用エンジンプログラムが、パッケージオプションとして設定された。しかも、新車時だけでなく、現在乗っているクルマでも装着が可能であるという。

さまざまな限定車や○○エディションなどなど、いろいろなバリエーションを登場させているボルボ・カーズ・ジャパン(編集部註:2012年当時)だが、今回お目見えしたのはパッケージオプションだ。

その名も「ポールスター パフォーマンスパッケージ」。と言われてもよく分からないと思われる人も多いだろうが、ポールスターとはボルボのモータースポーツ&カスタマイズの公式パートナー「ポールスター レーシング」のこと。日本ではボルボとモータースポーツが結びつかない人も多いだろうが、じつは1928年からモータースポーツに参戦しているメーカーなのだ。1980年代にはツーリングカーレースでも活躍しており、日本でもインターTECで2年連続優勝を飾っている。

ポールスター レーシングが設立されたのは1996年。850を皮切りにボルボとともに戦い、2011年はS60がTTA「レーシング エリート リーグ」において、ドライバー/チーム/メーカーの3タイトルを獲得し、見事にグランドスラムを達成している。そのサーキットで培った経験と技術をフィードバックしたのが、このポールスター パフォーマンスパッケージというわけだ。

画像: 「T6」の左に付けられた、青地に「polestar」と小さく書かれた四角いリアエンブレムが、唯一の識別点となる。

「T6」の左に付けられた、青地に「polestar」と小さく書かれた四角いリアエンブレムが、唯一の識別点となる。

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