2025年11月6日(木)から9日(日)の4日間の日程で、WRC(世界ラリー選手権)第13戦ラリー・ジャパンが愛知県豊田市のトヨタスタジアムをベースに、愛知県/岐阜県周辺のターマック(舗装路)ステージを舞台に行われる。今年は最終戦ではなく、全14戦中の第13戦として行われる。ドライバーズタイトルをかけて、トヨタのエルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、カッレ・ロバンペラが激しく争うことになる

山岳ステージは全体的に道幅が狭く、ツイスティ

2025年のラリージャパンは、過去3年と同じく今年も愛知県豊田市の「豊田スタジアム」にサービスパークが置かれ、愛知県と岐阜県の山岳地帯を中心とする舗装路でステージが行われる。

山岳ステージは全体的に道幅が狭く、ツイスティなことで知られているが、流れるようなコーナーが続く、中高速のセクションも随所にある。路面は全体的にフラットだが、この時期は落ち葉や落ち枝で滑りやすい路面にも注意が必要で、雨が降ると非常にトリッキーなコンディションになる。

画像: ラリー・ジャパンのステージの路面は滑りやすいターマック。落ち葉が路面を覆うこの時期、雨が降るとさらに滑りやすくなる。

ラリー・ジャパンのステージの路面は滑りやすいターマック。落ち葉が路面を覆うこの時期、雨が降るとさらに滑りやすくなる。

ラリーは6日(木)の午前9時過ぎから豊田市鞍ケ池公園の2.75kmのステージでシェイクダウンが行われ、午後から競技がスタート。午後4時過ぎからシェイクダウンと全く同じコースを、SS1「クラガイケ・パークSSS」として走行。その後、豊田市駅前のエリアでウエルカムショーが行われ、デイ1は終了する。

山岳地帯の舗装路を舞台とする本格的なステージは、7日(金)のデイ2から始まり、愛知県でSS2「イナブ/シタラ1」、SS3「シンシロ1」、SS4「イセガミズ・トンネル1」という定番のステージを走行。このうちトンネルで有名なイセガミズ・トンネルのステージは、進行方向がこれまでと逆になる。その後、豊田スタジアムでのミッドデイサービスを経て、午後はSS5「イセガミズ・トンネル2」、SS6「イナブ/シタラ2」、SS7「シンシロ2」の順に3ステージを再走。6本のステージの合計距離は108.30kmとなり、一日の最後には豊田スタジアムで45分間のフルサービスが実施される。

8日(土)のデイ3は愛知県と岐阜県が舞台に。今年新たに豊田市に設けられたSS8「オバラ1」(愛知県)、SS9「エナ1」(岐阜県)、昨年初めて笠置山の周辺に設けられたSS10「マウント・カサギ」(岐阜県)の3ステージを、岐阜県中津川市の恵那峡ワンダーランドでのTFZ(タイヤフィッティングゾーン)での簡易的なサービスを経て再走。午後はSS11「マウント・カサギ2」、SS12「エナ2」、SS13「オバラ2」の3ステージの後、新たに豊田スタジアムのすぐ横を流れる矢作川の周辺に設けられたSS14「トヨタ・シティSSS」を走行。一日の最後には豊田スタジアムで45分間のフルサービスが行われる。7本のステージの合計距離は121.91kmと長く、4日間で最長の一日となる。

最終日9日(日)のデイ4の舞台は愛知県。SS15「ヌカタ1」、SS16「レイク・ミカワコ1」という定番の2ステージを走行した後、岡崎市の中央総合公園で「オカザキSSS」がSS17、18として2本連続で行われ、午後はSS19「ヌカタ2」、SS20「レイク・ミカワコ2」と2本のステージを再走。最終ステージとなるSS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

4日間で20本のステージを走行し、その合計距離は305.34km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は933.87kmとなる。

画像: ラリー・ジャパンのステージマップ。愛知県・岐阜県を舞台に戦いは繰り広げられる。。どのドライバーにも優勝の可能性があり、エキサイティングなラリーになると予想される。

ラリー・ジャパンのステージマップ。愛知県・岐阜県を舞台に戦いは繰り広げられる。。どのドライバーにも優勝の可能性があり、エキサイティングなラリーになると予想される。

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