ベントレーモーターズは2025年11月13日(現地時間)、ニューヨークで新型「コンチネンタルGTスーパースポーツ」を世界初公開すると発表した。シリーズ名の「スーパースポーツ」が示す通り、生産台数は極めて限定され、ドライバーズカーとしての純度を徹底的に高めた1台となる。全貌が明らかになる前に、「スーパースポーツ」たるゆえんを先代モデルから紐解こう。

徹底した軽量化とFR化がもたらす“究極のドライバーズ・ベントレー”

初代スーパースポーツ誕生からちょうど100年、通算4代目となるこのモデルは現行世代のコンチネンタルGTをベースにしながら、同ブランド史上最軽量かつ初の後輪駆動仕様として仕立てられた。

画像: 今回公開された写真は冒頭のカット1枚のみ。本記事では2017年に発表された先代「コンチネンタル・スーパースポーツの写真を紹介していく。

今回公開された写真は冒頭のカット1枚のみ。本記事では2017年に発表された先代「コンチネンタル・スーパースポーツの写真を紹介していく。

新型スーパースポーツ最大の特徴は、ベントレーとして初めて採用される後輪駆動レイアウトにある。従来の四輪駆動システムを排し、車重を極限まで削り込むことで、ブランド史上もっとも軽量なモデルを実現。FR化によってドライバーと車体の一体感が増し、ステアリングフィールも格段に研ぎ澄まされたという。

現時点では詳細スペックは明かされていないが、ニューヨークでの公開(日本時間11月14日午前1時30分)で全貌が披露される予定だ。

ベントレーは公式リリースで「新型スーパースポーツは現代のベントレーにおける最もドライバー志向のモデル」と位置づけており、その発言からも開発陣の自信がうかがえる

この“復活”を理解するには、2017年に登場した先代「コンチネンタル・スーパースポーツ」を振り返るのが早い。当時のモデルは6.0L W12ツインターボを搭載し、最高出力710ps、最大トルク1017Nmを誇るモンスターGTであった。

0-100km/h加速はわずか3.5秒、最高速は約336km/hに達し、「世界最速の4シータークーペ」として話題をさらった。さらに、カーボンブレーキや可変トルク配分式AWD、専用エアロパーツなど、当時のベントレーが持てる技術のすべてを注ぎ込んだモデルである。

画像: リアウイングとデュアルエキゾーストが印象的。高速域での安定性を追求した空力設計が際立つ後ろ姿。

リアウイングとデュアルエキゾーストが印象的。高速域での安定性を追求した空力設計が際立つ後ろ姿。

This article is a sponsored article by
''.