「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」でID.Buzzがインポートカー部門とデザイン部門を制し、フォルクスワーゲンは見事な二冠を達成した。さらに、グループとしてもポルシェ911カレラGTSがテクノロジーカー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、今年のフォルクスワーゲン勢は勢いがある。実はその上昇ムードを象徴するような出来事が1か月前の代官山T-SITEでのイベント「VW Weekend Meetup」ですでに芽吹いていた。ここでは熱気に包まれたその一日の様子を振り返りたい。
トーマス・シェーファーCEOのサプライズ登場にファン歓喜

フォルクスワーゲンのドイツ本社からトーマス・シェーファーCEOをはじめとするトップマネジメントがサプライズ登場した瞬間に会場の空気は一変した。その後もシェーファー氏はファンと交流を楽しんだ様子だった。
会場の空気が一変したのは、ドイツからトーマス・シェーファーCEOをはじめとするトップマネジメントがサプライズ登場した瞬間。CEO自ら駐車場へ足を運び、オーナーへ声を掛け、クルマを興味深そうに見入る姿はブランドの「本気の姿勢」を物語っていた。豊洲イベントでは本社トップは不在だったので今回の距離感は驚き。フォルクスワーゲンが日本市場へ寄せる期待の大きさを肌で感じた。
シェーファー氏は会場内で「フォルクスワーゲンの未来を再び強くする」という決意を繰り返し語り、ID.ポロやID.クロスの日本導入にも触れた。その瞬間、会場には静かなざわめきが広がった。イベントの締めくくりは、寄せ書きボードを囲んでの記念撮影を行った。たくさんの笑顔の中心にはCEOとVWerたちの姿があった。
豊洲から約1年。そして代官山で感じた新たな熱気。2つのイベントを取材してみて、フォルクスワーゲンというブランドは確実にファンコミュニティとともに動き出していると強く感じた。これからフォルクスワーゲンとファンの関係はどんな進化を遂げていくのか、そして来年以降登場するフォルクスワーゲンの今後のニューモデルにも期待したい。

イベントの最後には記念撮影。この皆の笑顔がいかにイベントが盛り上がり、楽しんだかを物語っている。

