「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」でID.Buzzがインポートカー部門とデザイン部門を制し、フォルクスワーゲンは見事な二冠を達成した。さらに、グループとしてもポルシェ911カレラGTSがテクノロジーカー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、今年のフォルクスワーゲン勢は勢いがある。実はその上昇ムードを象徴するような出来事が1か月前の代官山T-SITEでのイベント「VW Weekend Meetup」ですでに芽吹いていた。ここでは熱気に包まれたその一日の様子を振り返りたい。

ブランドとファンの距離がさらに縮まった

画像: タイプ I、タイプ IIや歴代のゴルフ、現行SUVモデルやパサートまであらゆるフォルクスワーゲンモデルが集まった。イベントに参加したVWerやたまたまT-SITEを訪れた人も、皆それぞれの愛車を眺めて交流を深めた。

タイプ I、タイプ IIや歴代のゴルフ、現行SUVモデルやパサートまであらゆるフォルクスワーゲンモデルが集まった。イベントに参加したVWerやたまたまT-SITEを訪れた人も、皆それぞれの愛車を眺めて交流を深めた。

2025年11月1日に代官山T-SITEで開催されたフォルクスワーゲン・ジャパン主催の「VW Weekend Meetup」は、ブランドとファンの距離がこれまで以上に縮まった象徴的な一日だった。昨年9月に豊洲で行われた「Volkswagen Fan Meeting」から約1年ぶりの開催。あのとき発表されたファンの呼称「VWer(ヴィーワー)」は、すでに代官山では当たり前のように使われており、コミュニティの成熟も感じさせた。

代官山には開場1時間前からVWerが次々と愛車で乗り付けていたようで、空冷ビートルやタイプII、歴代ゴルフ、現行SUVモデルやパサートまで、そのラインナップは驚くほど多彩。フォルクスワーゲンというブランドの裾野の広さをあらためて思い知らされる光景だった。豊洲の広大なスペースとはまた異なり、代官山はそれぞれの距離が近いぶん、1台1台に視線が集まり、オーナー同士が自然に会話を交わす姿が随所で見られた。

フォトキャンペーン受賞作を紹介する「VWer Photo Award」では、愛車との日常を切り取った写真や、子どもの視点で描かれた作品など、多様な「フォルクスワーゲンのある暮らし」が映し出された。会場には笑顔が広がり、受賞のたびに温かな拍手が起こる。豊洲の取材時にも感じたことだが、フォルクスワーゲンのファンは優しく結束力が強い。国産ブランドの集まりとはまた異なる文化のようなものがここには息づいている。

藤島知子さんによる「Volkswagen Spotlight Picks」では、ゴルフGTI、ゴルフR、eゴルフ、GTI TCRといった4台をピックアップ。なかでも「フォルクスワーゲン一筋で13台を乗り継いできた」というVWer、さらには「広島から700kmを走って参加した」というVwerのエピソードには、会場がどよめいた。ここまで人を惹きつけるのは、単なる「道具としてのクルマ」ではなく「人生に寄り添う相棒」としてのフォルクスワーゲンが確かに存在するからだと実感した。

画像: 藤島知子さんによる「Volkswagen Spotlight Picks」では、ゴルフGTI、ゴルフR、eゴルフ、GTI TCRといった4台がピックアップされた。その後もオーナーの愛車とそれにまつわる話を聞くコーナーも……。

藤島知子さんによる「Volkswagen Spotlight Picks」では、ゴルフGTI、ゴルフR、eゴルフ、GTI TCRといった4台がピックアップされた。その後もオーナーの愛車とそれにまつわる話を聞くコーナーも……。

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