GLB250+の航続距離は最大631kmを実現
新型GLBは、2026年春にGLB250+EQテクノロジー(以下、GLB250+)とGLB350 4マティックEQテクノロジー(以下、GLB350)から欧州で発売される。WLTPモードで最大631kmの航続距離を実現したGLB250+は最高出力200kWで、このクラスでは比類のない行動範囲をもたらすだろう。スポーティなGLB350の最高出力は260kWだ。どちらも85kWhのリチウムイオン電池を搭載しており、10分間で最大260kmの走行距離分の充電が可能だ。

全長は従来型より98mm、EQBより48mm長く、ホイールベースは60mm延長されている。
そのサイズは、全長4732×全幅1861×全高1687mm、ホイールベースは2889mm。従来型のGLBやEQBと比べて全長と全幅は少し大きくなったが、全高はわずかに低められた。ホイールベースも60mm延長されている。
従来型GLBと同様、2列5人乗りと3列7人乗りが設定される。2列目シートは前後スライドも可能で、シートアレンジにより多くの荷物を余裕で積み込むことができる。ルーフラインの変更や標準装備のパノラミックルーフにより、従来型よりヘッドスペースは広がった。また2列目シートの快適性もアップしている。
フロントには127L(ISO 3832基準では104L)のフランクが、リアのラゲッジスペースは5人乗りで540〜1715L、7人乗りで480〜1605Lと広大だ。

フロントにエンジンを搭載していないBEVゆえ、127Lのフランクが備わる。
運転支援システムでは、8台のカメラ、5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサー、そして将来の機能や定期的な無線アップデートに対応できる十分な性能を備えた水冷式高性能コンピュータがハードウエアとして採用され、「MB ドライブ」という名称で統合している。
サスペンションにはアダプティブ調整式ダンピングを備え、20インチのホイールと組み合わされて標準装備されており、ドライバーはスイッチひとつでコンフォートとスポーツを切り替えることができる。
新型GLBは、2列目と3列目シートに計4つのチャイルドシートを装着することができる。このクラスで、リアシートに2つ以上のチャイルドシートを装着できるクルマは、ほとんどないというのに。
