毎回変わる「主人公」。明暗も含めた「人」と「チーム」のリアルが見える
日頃からアニメ鑑賞でお世話になっているNetflixをPRするわけではけっしてないけれど、すでに加入している人はもちろん、お試しの無料体験でもいいのでぜひ一度、「栄光のグランプリ」(この邦題に関してはちょっと微妙だけど)を見てみて欲しい。

チームプリンシパル兼マネジメントスポークパーソンを担うジョナサン・ウィートリー氏(右)と、ガブリエル・ボルトレート選手。ウィートリー氏はレッドブル時代、ピットワークのF1史上最速ギネス記録樹立(2019年当時で1.88秒!)に貢献するなど、「チームを創る」技術に長けた人物として知られる。ルーキーであるガブリエルが彼のもとで、どう成長していくのかというあたりも、シーズンを通しての見どころだ。

豊富なレース経験を持つニコ・ヒュルケンベルグ選手は、車両開発だけでなくチーム構築に関しても重要な役割が期待される。手に持っているのは、タイトルパートナーとなったグローバル金融テクノロジー企業「Revolut(レボリュート)」が発行する、アウディ・レボリュートのオフィシャルカード(限定デザイン)だが、チタニウムカラーがカッコよし。
おススメはだんぜん第2話「私情は挟まない」(このタイトルも微妙だけど)だろう。なぜなら「主人公」がまさに、今シーズンからアウディ・レボリュートへとシフトしたStake F1 Team Kick Sauber(ステイク・F1チーム・キック・ザウバー/以下キック・ザウバー)に他ならないからだ。
「ストーリー」は、2025年シーズンからチーム代表を務めることになったジョナサン・ウィートリー氏と、やはり同年からシートを得たふたりのドライバー・・・期待のルーキーであるガブリエル・ボルトレート選手(21才/ブラジル出身)、マシン開発など実戦的中核としてチームを支えるベテラン、ニコ・ヒュルケンベルグ(38才/ドイツ出身)の3人を巡る。
技術責任者であるチーフテクニカルオフィサー、マッティア・ビノット氏(番組内ではちらっと映った)も含めて、体制としてはこの段階で、実質的に「Audi Revolut F1 Team」になっていた、と言えるかもしれない。マシンはシャシーがザウバーC45、パワーユニットはフェラーリ製を採用していた。ちなみに前シーズン、2025年は年間コンストラクターズポイントで10チーム中9位と振るわなかった。

写真左が、プロジェクト責任者のマッティア・ビノット氏。豊富なトップチーム経験とともに、エンジニアとしてもアウディ レボリュートの目標達成に向けた原動力となる人物だ。
第2話ではそんなキック・ザウバーとして最後のシーズン、チーム全員が一丸となって勝ち取ったひとつの奇跡が、ドラマチックに描かれる。BWT Alpine F1Team(ビーダブルティ・アルピーヌ・F1チーム)・・・というか、同チームの指揮をとる「御大」フラビオ・ブリアトーレ氏とウィートリー氏との対比も、ドラマを盛り上げる要素のひとつだ。



