2011年秋に開催されたフランクフルト・モーターショーで、初代アウディRS 5のフェイスリフトが発表された。基本設計はそのままに着実な進化を遂げたことをアピールするように、その国際試乗会は厳しい環境のスウェーデンのウインターリゾート地オスターサンド近郊にある凍結湖をベースに行われた。ここでアウディRS 5はどんな走りを見せたのか、その時の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2012年4月号より)

A5シリーズがフェイスリフトされたことを受けて登場

RS5のフェイスリフトは、A5シリーズの変更に準じたものだ。つまり、これまでの平行四辺形から楔型になったヘッドライトユニットがまず表情を大きく変えている。しかもこの鋭角的な形に呼応して光量と照射距離が改善されたキセノン・プラス・テクノロジーが標準装備となり、夜間の安全性向上に貢献している。そして、ライトユニットを取り囲むようなデイタイムドライビングライトがRS5の印象を決定づけている。

逆台形から上辺左右角に明らかな折れ目が入って六角形になったシングルフレームグリルは、アウディのコーポレーテッドアイデンティティが進化して行くさまを象徴しているようだ。

インテリアのレイアウトやデザインは基本的に先代モデルを継承しているものの、アルミ、カーボン、レザーなどの仕上げはさらに高品質になり、ドライブセレクトやMMIの機能も改良されている。

画像: 滑りやすいアイス路面でも、その安定した走りはさすが。450ps/430Nmという凄まじいパワーを、安心して存分に引き出すことができた。リアのコンビランプにも新しいデザインが盛り込まれている。

滑りやすいアイス路面でも、その安定した走りはさすが。450ps/430Nmという凄まじいパワーを、安心して存分に引き出すことができた。リアのコンビランプにも新しいデザインが盛り込まれている。

アルミ製ボンネットの下には、最高出力450ps/8250rpm、最大トルク430Nm/4000-6000rpmを発生する4.2L V8自然吸気エンジンが搭載されている。このエンジンはすでに実績のあるものだが、アウディは熟練工によるハンドビルドであることを改めて強調している。 

トランスミッションの7速デュアルクラッチ式Sトロニック、センターデフに2枚のクラウンギアを備えた最新世代のクワトロシステムも、基本的にこれまでと同様だ。このシステムは通常は前後40:60とリア寄りに駆動力を配分するが、走行状況に応じて70:30〜15:85まで無段階に変更するほか、左右の駆動力を最適化するトルクベクタリング機構と組み合わせて、あらゆるシチュエーションで優れたトラクションを実現するようにセッティングされ、しかもほとんどタイムラグのない反応を発揮すると説明されている。

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