※タイトル写真はヴァリアント。
アストンマーティン ヴァラー/ヴァリアント(ASTON MARTIN VALOUR / VARIANT:2023<ヴァラー>/2024<ヴァリアント>)
2023年7月、アストンマーティンは創立110周年を記念して世界限定110台のスペシャルモデル「ヴァラー」を発表した。アストンマーティンのネーミング流儀で「V」から始まるその車名は「勇者」を意味する。
アストンマーティンが「史上最強のドライバーズカー」と謳うヴァラーは、最高出力715psと最大トルク753Nmを発生する5.2LのV12ツインターボエンジンをフロントに搭載し、専用設計の6速MTと組み合わされる。足まわりでは前275/35R21、後325/30R21の専用ミシュラン パイロットスポーツS5を軽量鍛造アロイホイールに履き、カーボンセラミックブレーキがストッピングパワーも増大させる。

写真は2023年11月に浅草寺で行われた「アストンマーティン アルカディア 東京 2023」で日本初公開されたヴァラー。こちらもヴァリアント同様スペックは未公表。
外寸などは未発表だが、エクステリアはアストンマーティンの現代的なデザイン言語と、1970年代の象徴的なV8 ヴァンテージのデザインからヒントを得たエレメントとの融合が図られた。クラムシェルボンネットの大きなU字形ベントや大型フロントスプリッター、リアスクリーンパネルなどが特徴的だ。
2人乗りのインテリアでは、メカニカルな機能を強調するためにMTのシフトメカニズムを露出させている。これはテクノロジーの進化によって失われつつある、ドライバーがクルマと一体となって運転する楽しみを思い起こさせるためだという。
徹底した軽量化を図ったヴァリアント
2024年6月、アストンマーティンはヴァラーをベースに公道仕様でありながらサーキット走行を強く意識した世界限定38台のスーパースペシャルエディション「ヴァリアント」を発表した。このプロジェクトは、アストンマーティン F1チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソ選手が「軽量で過激さを増した、レーシングカーの要素を取り入れたヴァラーが欲しい」という要望を出したところから生まれた。製作は、ヴァラーと同様にアストンマーティン社内の特注部門である「Q by アストンマーティン」が手掛けた。
ヴァラー同様に外寸などのスペックは未公表だが、5.2LのV12ツインターボエンジンは、最高出力が745psにパワーアップ(最大トルクは753Nmで同じ)され、トランスミッションは6速MTのままだ。

ヴァリアントはオールカーボンファイバー製のボディワークとエアロダイナミクス パーツにより、軽量化とダウンフォース増大を実現している。外寸などのスペックは未公表。
3Dプリンターで製造したリアサブフレームやカーボンファイバー製ボディの採用などで、徹底した軽量化を図っている。また空力特性を追求し、ダウンフォースを生み出しながら、なるべく速度を低下させないようにエアロパーツがデザインされている。ブレーキやタイヤ&ホイールサイズはヴァラーと共通だ。
露出したサテン仕上げのカーボンファイバーや特注のレカロシートを採用する内装は、ヴァラーとは差別化が図られている。またMTはギアリンケージを露出し、機械的な操作感を向上させている。

ヴァリアントのヘッドレスト一体型バケットタイプ シートはレカロ製で、専用のトリムが施される。シート後ろにはロールバーも備わる。




