「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2013年にMINI 7番目のバリエーションとして登場した「ペースマン」だ。

3ドアなのに後席がゴージャスなのもいい

さらにゴージャスなのは後部座席だ。3ドアなのに後部座席を豪華仕様にするあたりが、遊び心大好きのMINIらしいところだが、ラウンジコンセプトと称し、見た目ソファ感覚のキャプテンシートが採用されている。クロスオーバーでは、ベンチシート&短いセンターレールか、キャプテンシート&長いセンターレールの完全に左右振り分け型だったので、この組み合わせも目新しいポイントだ。

ここにカップホルダーやテーブルをアタッチメントで取りつければ、旅客機のビジネスクラスのシートを彷彿とさせる仕上がり。空間的にも、ルーフのデザインが前から後ろにかけて流れるように下がっている影響はなく、予想以上に広い。

画像: ラウンジコンセプトのリアシートが、インテリアの特徴。乗り込んでしまえば、スペースは広い。

ラウンジコンセプトのリアシートが、インテリアの特徴。乗り込んでしまえば、スペースは広い。

乗り味だが、運転感覚はMINIファミリーの中でもクロスオーバーに近い。元々クロスオーバーがCセグメントの5ドア ハッチバックの中でも低重心感、しっかり感、キビキビ感などが際立ったクルマなので、満足度は高い。それよりビックリしたのが視界の良さ。

ハッチバックでは、シートをいちばん上にリフトしてもボンネット前端は見えないのだが、ペースマンではキッチリ見えた。オマケにベースのヒップポイントが高めなので乗り降りがラク。これは嬉しいポイントだ。

MINI オーナーには、ハッチバックからクロスオーバーへの乗り換えは抵抗があるかもしれない。だがハッチバックのユーザーは、ある程度ドアが大きいことにも慣れているし、ペースマンへの乗り換えって意外とありかもしれない。そんな風に思わせてくれたペースマンにも、乗った人を夢中にさせる、MINIの魔法がしっかり備わっているようだ。

画像: 走り味はクロスオーバーのそれに近く、低重心感、しっかり感、キビキビ感などが際立って感じられる。

走り味はクロスオーバーのそれに近く、低重心感、しっかり感、キビキビ感などが際立って感じられる。

MINI ペースマン クーパーS ALL4 主要諸元

●全長×全幅×全高:4125×1785×1530mm
●ホイールベース:2596mm
●車両重量:1460kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1598cc
●最高出力:135kW(184ps)/5500rpm
●最大トルク:240Nm(24.5kgm)/1600-5000rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・47L
●JC08モード燃費:12.3km/L
●タイヤサイズ:205/55R17
●当時の車両価格(税込):396万円

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