2026年4月23〜26日(現地時間)、FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イスラス・カナリアスがスペイン・カナリア諸島、グランカナリア島で開催される。路面は前戦クロアチアと同じターマックだが、カナリアスのステージはクリーンかつスムースでグリップレベルが高く、クロアチアとはまったく異なるラリーとなる。2連勝中の勝田貴元がここでどんな走りを見せるか、注目が集まっている。

オジェ、エバンスを従えて、ポイントリーダーで挑む勝田貴元(トヨタ)

開幕戦ラリー・モンテカルロからの3戦でオリバー・ソルベルグ、エルフィン・エバンス、勝田貴元とトヨタのドライバー3人が優勝。4月の第2週目に開催された第4戦クロアチア・ラリーでは、第3戦サファリ・ラリー・ケニアでWRC初優勝を達成したばかりの勝田が2連勝を飾り、WRCドライバー選手権で日本人として初めて首位に立った。

トップの勝田を追って7ポイント差でエバンスが2位、エバンスと6ポイント差でソルベルグが3位、ソルベルグと16ポイント差でサミ・パヤリが4位につけるなど、トヨタのドライバーがランキングのトップ4を占めている。また、ここまで2戦に出場しているオジェもランキング6位につけている。

画像: オジェ、エバンスを従えて、ポイントリーダーで挑む勝田貴元(トヨタ)

2026年 WRCドライバーズランキング(第4戦終了時)

1位:勝田貴元(トヨタ)81
2位:E.エバンス(トヨタ)74
3位:O.ソルベルグ(トヨタ)68
4位:S.パヤリ(トヨタ)52
5位:A.フルモー(ヒョンデ)49
6位:S.オジェ(トヨタ)26
7位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ)25

2026年 WRCマニュファクチャラーズランキング(第4戦終了時)

1位:トヨタ 208
2位:ヒョンデ 131
3位:Mスポーツ・フォード 51

路面はクリーンで、車高の低いレースカーのようなマシンセッティングに

WRCは第4戦の開催地だった東欧クロアチアから、北アフリカ・モロッコ沖の大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島(=イスラス・カナリス)に移動。カナリア諸島の「グラン・カナリア島」で4日間に渡り競技が行われる。

ラリー・イスラス・カナリアスは1977年に初めて開催され、2025年に初めてWRCのカレンダー入りを果たした、古くて新しいラリー。ステージは島の広い範囲に展開され、火山によって形づくられた起伏の激しい山岳地帯のターマックがメインサーフェスになる。

ステージの路面は全体的にスムーズで、溶岩石を一部含む舗装によりグリップレベルは高く、緩やかでリズミカルなコーナーが多く、WRCの中でもっともサーキットに近いキャラクターのコースを走行するラリーとなっている。

ただし、サーキットのようなエスケープゾーンはない。コースは、片側が岩壁で反対側が崖といったようなチャレンジングな道も多く、ザラザラした路面がタイヤを磨耗させやすく、確実なドライビングと高いタイヤマネジメント能力がドライバーに求められる。また天候が変わりやすいという面もある。日中は好天に恵まれる一方で島の北側で天気が変わりやすく、早朝や標高の高いエリアで深い霧に覆われ、ドライバーを悩ませる。

画像1: 路面はクリーンで、車高の低いレースカーのようなマシンセッティングに

サービスパークは2025年と同様、島北東部の都市「ラス・パルマス」のグラン・カナリア・スタジアムに置かれ、競技は23日木曜日の夕方6時過ぎ、グラン・カナリア・スタジアム内に新たに設けられた全長1.89kmのスーパーSS1でスタート。山岳地帯を舞台とする本格的な戦いは、翌日の24日金曜日の朝から始まる。

金曜日のデイ2は、島の中心部と西側に設けられた3本のステージを、サービスパークでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行。1日の最後にはスーパーSS1と同じステージを、スーパーSS8として再走する。

25日土曜日のデイ3は、島の北側と南側で3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。そのうち全長28.90kmのSS11およびSS14は、今大会最長のステージとなる。

ラリー最終日となる26日、日曜日のデイ4は島の東側エリアで2本のステージを各2回走行。そのうち、SS16の再走ステージとなる最終のSS18は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

18本のステージの合計距離は301.30km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1309.16kmが予定されている。

画像2: 路面はクリーンで、車高の低いレースカーのようなマシンセッティングに

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