日産 MID4 II(NISSAN MID4 II:1987)
1985年に登場した日産のMID4は、国内外の自動車メーカーに大きなインパクトを与えた。その2年後、1987年の東京モーターショーでは進化版のMID4 IIとして再登場した。横置きだったVG30DEユニットは縦置きとなり、ツインターボ化。燃焼効率向上のためにインタークーラーも備えられた。また、初代のラジエター位置はフロントだったが、IIではサイドに変更された。
四輪駆動システムは、当時のブルーバードSSS ATTESAに採用されたフルタイム4WDと同様のもの。また、先代で四輪ストラットだったサスペンションは、エンジンの大幅なパワーアップに対応するためフロントをダブルウイッシュボーンに、リアをマルチリンク式に改められた。四輪操舵機構のHICAS(ハイキャス)も先代から引き続き装備されている。タイヤは前後異サイズ(前235/55ZR16、後255/55ZR16)だった。
しかし何よりも印象的だったのは、そのスタイリングだ。よりも洗練され、空力的な美しさとスーパーカー的な力強さが調和したフォルムとなっている。ボディはアルミを多用した結果、スチールボディに比べて25%軽量となっている。

リアビューも先代からスタイリングを一新。ラジエターはフロントからサイドに移された。
MID4 IIは、いつ市販されてもおかしくない完成度の高さで、「今度こそ市販を!」と期待されたのだが、北米での販売が見込めないという日産の判断から、またしても日の目を見ることはなかった。これは日本の自動車産業にとっても残念なことだった。
日産 MID4 II 主要諸元
●全長×全幅×全高:4300×1860×1200mm
●ホイールベース:2540mm
●車両重量:1400kg
●エンジン種類:V6 DOHCツインターボ
●排気量:2960cc
●最高出力:330ps/6800rpm
●最大トルク:39.0kgm/3200rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:リア縦置きミッドシップ4WD




