2026年5月29日、三菱自動車工業(以下、三菱)は新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ(PAJERO)」に決定し、同年秋に世界初公開すると発表した。

早くもスペシャルティザーサイトを公開

三菱は、2026年度から2030年代に向けた新中長期ビジョンを発表した。そのビジョンにおける取り組みの中で注目されたのが、「三菱らしさを体現するパジェロを今年度中に投入するとともに、将来に向けたシリーズ展開を図る」ということだった。

2026年4月に幕張メッセで開催された「オートモビルカウンシル 2026」のプレスカンファレンスにおいて、三菱の岸浦恵介 代表取締役社長 兼 COOは「年内に新型クロスカントリーSUVを発表する」とプレゼンテーションを行ったが、そのときには車名は公表されていなかった。だが、多くのメディアが予想したとおり、「パジェロ」の名が復活する。

画像: オートモビルカウンシル 2026で、1985年のダカール ラリーで初めて総合優勝した「パジェロ ラリーカー」と岸浦恵介 代表取締役社長 兼 COO。

オートモビルカウンシル 2026で、1985年のダカール ラリーで初めて総合優勝した「パジェロ ラリーカー」と岸浦恵介 代表取締役社長 兼 COO。

パジェロは、クロスカントリー4WD車の走破性に乗用車の快適性を融合させたコンセプトのRV(現在のSUV)として、1982年に初代モデルが発売された。以降、4世代にわたり世界170以上の国と地域で累計325万台以上が販売された、三菱を象徴するクロスカントリーSUVだ。

世界一過酷なダカールラリーに1983年から参戦し、7連覇を含む通算12勝を上げた。海外ではクロスカントリーSUVとして比類なき悪路走破性、操縦安定性、信頼耐久性が高い評価を獲得している。日本国内では1990年代のRVブームの牽引車となり、パジェロミニやパジェロジュニア、パジェロイオといった派生モデルも登場した。

画像: 1982年に発売された、初代パジェロ。

1982年に発売された、初代パジェロ。

2026年秋に世界初公開される新型パジェロは、高い堅牢性を誇るピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに、キャビンや前後サスペンションなどを専用開発。卓越した悪路走破性はもとより、上質かつ快適な乗り心地の実現を目指す。三菱の冒険心と挑戦心を象徴する、新たなるフラッグシップモデルとして開発を進められている。

新型パジェロの詳細は現段階で未発表だが、公開された新型パジェロのスペシャルティザーサイトのトビラ画像(タイトル写真)には、新型パジェロのヘッドランプのディテール(と思われる)が描かれている。今後、追加情報が少しずつ公開されていくことだろう。

画像: 4代目パジェロの国内向けモデルは2019年8月に生産終了。海外向けのモデルは2021年まで生産が続けられた。

4代目パジェロの国内向けモデルは2019年8月に生産終了。海外向けのモデルは2021年まで生産が続けられた。

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