600社以上が出展、3日間で来場者は8万人オーバー!
自動車技術会が主催する、国内最大級の自動車技術専門展示会が「人とくるまのテクノロジー展」だ。2026年も今回の横浜と、6月17〜19日に名古屋で開催される。横浜では1516小間に612社が出展。オンライン出展を含めると620社になるという。自動車メーカーや部品サプライヤーなどが、電動化や自動運転、カーボンニュートラルなど、さまざまなモビリティの最新技術を披露する。
平日のみの開催にもかかわらず、エンジニアを中心に学生、ジャーナリスト、そして企業研修を兼ねた新入社員(と思われる)グループなどで、ギャラリーの数はジャパンモビリティショーや東京オートサロンと変わらないといったら言いすぎだろうか。実際、来場登録者は3日間で8万人オーバーの8万493人に達した(前回の2025年は7万9808人)。
ここでは自動車メーカーを中心に「クルマのカタチをした」展示から、概要を紹介していこう。
トヨタ
トヨタは、新型 RAV4のPHEV(プラグインハイブリッド車)の実車が目を引いたが、交通事故ゼロ実現に向けた予防安全システムや、最新世代のハイブリッド技術などを展示した。

日産
日産は、AIドライブ技術搭載の「次世代プロパイロット」開発試作車を中心に、第3世代のe-POWER パワートレーンのカットモデルや全固体電池開発、SDVプラットフォームの開設などを展示。

ホンダ
発売されたばかりのBEV「スーパーワン」が人気を集めていたホンダは、電動モーターサイクルの「WN7」やV2Hスタンド、次世代ADAS、運転支援技術など、さまざまな最新技術を紹介していた。

三菱
三菱は。2026年1月に大幅改良されたデリカ D:5はボディパネルを外した状態で展示し、車両運動統合制御システム「S-AWC」など、搭載された技術を豊富なパネルなども併せて紹介。

マツダ
発売されたばかりの新型CX-5の展示にギャラリーが詰めかけていたマツダは、燃費を向上させる「高応答遮熱コーティング」や窓を曇らせない「防曇コーティング」といった技術を紹介。

スバル
ストロングハイブリッドのS:HEVとAWDによるパワートレーンの実物モデルを展示したスバル 。廃棄物の発生抑制および再利用を考慮した部材でブースを構築し、使用電力はグリーン電力を活用。

スズキ
スズキは軽トラックのスーパーキャリイにCO2(二酸化炭素)を回収する装置を搭載、回収したCO2は農作物の成長促進に活用する。そのほか、多目的電動台車や船外機のCO2削減技術なども紹介。

ダイハツ
ダイハツは2026年2月に発売された量産BEV「eアトレー」を中心に、歩行領域モビリティ「eスニーカー」や軽自動車用「eスマート ハイブリッド」のカットモデルなどを、パネル紹介でも展示。

いすゞ
欧州で発売された電動ピックアップトラック「D-MAX EV」の実車が人気を集めた、いすゞ。UDトラックスとの共同出展で、先進安全や自動運転、コネクテッドなどの技術はパネル展示で紹介。

日野
超低床小型BEVトラックを実現した、電動パワートレーンシステムの実車(2026年夏に新モデル発売予定)を展示した日野。大型トラック用新トランスミッションのカットモデルも初公開した。

AIM(エイム)
独自開発した2人乗り超小型EV「EVM」を展示。デザインは同社のプロトタイプ「EVスポーツ01」も手がけた中村史郎氏。量産化が進行中で、既に沖縄や北九州市でレンタカーや実証事業などを展開している。

ナンバーナインワークス
トミーカイラZZ EVをベースに構造等変更・届出を行った世界で1台限定の組立車「sweep 9」を展示。保安基準に適合させ、量産をゴールとしての開発プロセスを提示していた。

パーソル クロステクノロジー
現在使用中の農機(トラクターなど)のエンジンを電動キットに換えた「レトロフィット電動トラクター」を展示。新車を買う半分くらいのコストでの実用化を目指している。


