地元開催でトヨタがトップ4を独占する完勝
対照的にスタートから主導権を握ったのが、過去ラリー・ジャパンで優勝2回・2位2回と圧倒的な成績を誇る選手権リーダーのエバンスだった。
走るにつれて路面状況が悪化する先頭スタート有利なコンディションで首位に立つと、午後のドライコンディションでも堅実な走りを披露。土曜日には強烈な走りで追い上げていたオリバー・ソルベルグがクラッシュし、唯一のライバルとなったオジェもハードタイヤを上手く使いこなせずにペースが上がらず、エバンスが有利な状況になっていく。
エバンスは圧倒的な優位を保ったまま日曜日は慎重に走り切り、ラリージャパン3勝目を達成。第2戦スウェーデンに続く今季2勝目となり、ドライバーズ選手権で2番手・勝田との差を20点に広げた。

ラリー・ジャパン通算3回目となる優勝を飾ったエルフィン・エバンス(トヨタ)。デイ1でトップに立つと、完全にラリーをコントロール。最終日は無理をせず慎重に走り切った。

滑りやすい路面と強い陽射しで過酷な条件となったラリー・ジャパン。そんな中、エルフィン・エバンス(トヨタ)は安定した走りを見せた。
次戦WRC第7戦アクロポリス・ラリー・ギリシャは、6月25日から28日にかけて、南部のルートラキを起点としたグラベル(未舗装路)で開催される。山岳地帯の非常に荒れたグラベルロード(未舗装路)が戦いの舞台で、クルマとタイヤとドライバーに非常に厳しいラリーとなることが予想される。(文:新村いつき)
2026年 WRC第7戦ラリー・ジャパン リザルト
2026年 WRC第7戦ラリー・ジャパン 結果
1位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)3h17m08.0s
2位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+12.8s
3位:S.パヤリ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+51.4s
4位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m03.5s
5位:A.フルモー(ヒョンデ i20N ラリー1)+2m34.8s
6位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20N ラリー1)+3m13.6s
7位:H.パッドン(ヒョンデ i20N ラリー1) +4m44.8s
8位:J.アームストロング(フォード・プーマ ラリー1)+5m45.2s
9位:N.グリアジン(ランチア・イプシロン ラリー2 HF インテグラーレ)+9m21.3s
10位:J.マッカーリーン(フォード・プーマ ラリー1)+9m23.0s
2026年 WRC第7戦ラリー・ジャパン スーパーサンデー 結果
1位:O.ソルベルグ(トヨタ GRヤリス ラリー1)44m46.0s
2位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+8.6s
3位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+11.4s
4位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)+16.4s
5位:S.パヤリ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+23.4s
2026年 WRCドライバーズランキング(第7戦終了時)
1位:E.エバンス(トヨタ)151
2位:勝田貴元(トヨタ)131
3位:O.ソルベルグ(トヨタ)102
4位:S.パヤリ(トヨタ)96
5位:S.オジェ(トヨタ)90
6位:A.フルモー(ヒョンデ)89
7位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ)73
2026年 WRCマニュファクチャラーズランキング(第7戦終了時)
1位:トヨタ 370
2位:ヒョンデ 243
3位:Mスポーツ・フォード 85



