2026年6月2日、GAZOOレーシングはGRカローラの究極バージョンとなる「GRMNカローラ」を世界初公開。日本国内では2026年秋ごろから申込み受付を開始し、2027年内に発売する予定だ。

リアシートも撤去した2シーターとして軽量化を図る

画像: GRカローラより全高は5mm低いが、全長や全幅、ホイールベースは変わらない。

GRカローラより全高は5mm低いが、全長や全幅、ホイールベースは変わらない。

GRカローラは、カローラのハッチバックであるカローラスポーツをベースにGAZOOレーシング(以下、GR)が開発し、2022年に発表された。GRブランドの専売車種はGRスープラ、GRヤリス、GR86に次ぐ4番目のモデルとなる。

そんなGRカローラをベースにしたGRMNカローラは、ニュルブルクリンクでのテストや日本のスーパー耐久レースへの参戦などの知見を活かして開発され、またこの技術は2025年9月に発表された25式後期のGRカローラに、ボディ骨格の強化やクールエアダクトの装備などとしてフィードバックされている。

外寸はGRカローラより全高で5mm低くなっているものの、全長や全幅、ホイールベースは同じ。だが車両のパフォーマンスを最大限に発揮させるため、専用のエアロパーツを開発して接地性を高めた。フードダクトやフェンダーダクト、フロントサイドスポイラーやリアウイングは、スーパー耐久に参戦している水素エンジン搭載のGRカローラに投入し、レースで培ったノウハウをもとに開発された専用パーツで、ニュルブルクリンクでのテストでさらにファインチューニングを施されている。

画像: 1.6L 直3ターボエンジンは、排気量はそのままに最大トルクを15Nmアップしている。

1.6L 直3ターボエンジンは、排気量はそのままに最大トルクを15Nmアップしている。

サスペンションには、専用のモノチューブショックアブソーバーを前後に採用し、ショックアブソーバーにリバウンドスプリングを追加した。これもニュルブルクリンクを走り込んで、バウンドストッパー特性の最適化やストローク量を調整されている。コーナリング時の安定性とブレーキ性能を高めるため、タイヤはベース車より10mm幅広い245/40R18のミシュラン パイロットスポーツ カップ2を装着。EPSの制御プログラムや4WDの制御も専用にチューニングしている。

GRMNカローラは排気量を変えずに最大トルクをベース車より15Nmアップ、415Nmを発生(最高出力は同じ)する。コーナーでの立ち上がり加速に重要な3600~4800rpmの中速域でのトルク向上を図った。連続した全開走行でも安定したエンジン高出力を維持するため、25式後期のGRカローラで採用したクールエアダクトに加え、インタークーラースプレーも装備。

さらに、徹底的な軽量化のためリアシートを撤去し、ベース車より約30kgの軽量化を達成。コクピットも、専用設計のGFRP製フルバケットシートや、専用の植毛加工を施したインストルメントパネルおよびフロントピラートリムを採用するなどGRMNカローラ専用とされた。ドアトリムやシフトノブにはアルマイトレッドの差し色を施し、GRMN専用シリアルナンバープレートも装備する。

画像: インパネやフロントピラートリムは専用の植毛加工が施されている。

インパネやフロントピラートリムは専用の植毛加工が施されている。

GRMNカローラ 主な特別装備(日本仕様)

◎メカニズム
・エンジントルクアップ(400Nm→415Nm)
・クロスミッション
・サブラジエーター
・インタークーラースプレー
・専用ショックアブソーバー(フロント:倒立、リア:正立)
 ※リバウンドスプリング内蔵
・ハイグリップタイヤ(ミシュラン パイロットスポーツ カップ2)
・専用パワーステアリング チューニング
・専用4WD制御チューニング
◎エクステリア
・カーボン製エアロパーツ
(エンジンフード/フロントフェンダー/フロントサイドスポイラー/リアウイング<角度調整機構付き>)
・ホイール(マットブロンズ、GRロゴ入り)
・ダーク色トヨタエンブレム(フロント&リア)
・専用GRエンブレム(フロント&リア)
・ボディカラー「グラビティブラック」(特別設定色)
◎インテリア
・専用フルバケットシート
・専用シリアルナンバー入りプレート
・MORIZOサイン入りインストルメントパネル(カーボンオーナメント付き)
・植毛インストルメントパネル/フロントピラートリム
・2シーター専用剛性ブレース
・鋳物ブラック塗装

GRMNカローラは、日本と北米、豪州を中心に台数限定で販売される。日本国内では、2026年秋頃からスマートフォン向けアプリ「GR app」を通して、申し込み受け付けを開始し、2027年内に発売する予定だ。なお、現段階では限定台数や車両価格は発表されていない。以前に設定されたGRカローラの限定モデル「モリゾウエディション」は715万円だったから、それ以上の設定になることは間違いないだろう。

また、次世代8速スポーツATの「GR-DAT」を搭載した究極のGRカローラの5シーターモデルとして、「GRカローラ MORIZO(モリゾウ)RR」も開発中だというが、こちらの発売時期は未定とされている。

画像: GR-DATを組み合わせた5シーターモデル「GRカローラ MORIZO RR」も開発が進められている。

GR-DATを組み合わせた5シーターモデル「GRカローラ MORIZO RR」も開発が進められている。

GRMNカローラ(プロトタイプ・日本仕様) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4410×1850×1475mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1450kg
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1618cc
●最高出力:224kW(305ps)
●最大トルク:415Nm
●トランスミッション:6速MT(iMT)
●駆動方式:フロント横置き4WD
●タイヤサイズ:245/40ZR18
※市場によって一部諸元は異なる

This article is a sponsored article by
''.