美しきセダンの復権と次世代デザイン「スピンドルボディ」の進化
1989年にフラッグシップセダンLSとともに誕生し、世界中で愛されてきたレクサスESが、8代目となる新型へと進化した。昨今はSUVが市場を席巻しているが、新型ESの流麗な姿を前にすれば、セダンが持つ本質的な美しさと魅力に再び気付かされるはずだ。

流麗なルーフラインは、セダンが最も美しく見えるプロポーションとスタンスを見事に体現している。
エクステリアは次世代BEVのデザインテーマである、挑発的な存在感と研ぎ澄まされたシンプルさを意味する「Provocative Simplicity」を着想源としている。
床下へのバッテリー搭載を考慮しながらも、1mm単位でタイヤ位置を調整し、ワイドかつローなスタンスを構築した。
フロントフェイスにはボンネットフードからバンパーコーナーまでを包括する新世代のスピンドルボディを採用し、大胆で低く構えた独創的な表情を生み出している。

新世代スピンドルボディが、大胆で低く構えた独創的なフロントフェイスを生み出している。
さらに、ひと目でレクサスとわかる新たなアイコンとして、内向きのデイタイムランニングライトと外向きのターンランプ(ふたつのL字)を融合させた「ツインLシグネチャーランプ」を装備した。
リアに目を向ければ、トランクエンドに向けて強く絞り込まれたキャビンが空力性能の向上と走りの良さを予感させ、低い位置に配置された一文字のリアLシグネチャーランプが夜間の存在感を際立たせる。単なる移動空間の枠を超え、見る者の心を揺さぶる造形美が見事に体現されている。

視覚的な機能性を高めたツインLシグネチャーランプが、暗闇で独自の存在感を際立たせる。

低く配置された一文字のリアLシグネチャーランプが、ボディの絞りとワイドスタンスを強調する。
走りの本質を鍛え上げる極上の乗り味と航続距離670kmのBEV
新型ESは美しい見た目だけでなく、クルマとしての基本素性も徹底的に鍛え上げられた。企画やデザイン、設計、評価のプロフェッショナルが一堂に会する「トヨタテクニカルセンター下山」において何度も走り込みを重ねることで、ドライバーの意図に忠実な「Lexus Driving Signature」をより高い次元へと引き上げている。

減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を目指す走りへと進化した。
専用開発されたTNGAプラットフォーム(GA-K)をベースに、フロントエンド、フロア、リアエンドの剛性を強化した。サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リアには新たにマルチリンク式を採用し、路面への駆動力伝達とスムーズな姿勢変化を両立させている。
さらに車速に応じて後輪を転舵させる「Dynamic Rear Steering(DRS)」の搭載により、低速域での取り回しの良さと高速域での高い車両安定性を獲得した。
注目のパワートレーンは、トヨタが掲げる電動車ラインナップ戦略マルチパスウェイの考えのもとで刷新されている。
新開発の2.5L直列4気筒ハイブリッドシステムを搭載するHEVモデルのES350hは、小型軽量化されたeAxleと専用制御により、優れた燃費とリニアな加速を両立した。

新2.5L直列4気筒ハイブリッドシステムを初採用。専用制御により、優れた加速性能と低燃費を高次元で両立。
そしてラインアップの目玉となるBEVモデルには、FWDのES350eとAWDのES500eを設定している。大容量バッテリーを床下に配置したES350eは、満充電で最大670kmという実用性に優れた航続可能距離を達成した。
一方のES500eには路面状況に応じて四輪の駆動力を緻密にコントロールする「DIRECT4」が搭載され、電動車ならではの途切れのない加速と意のままの操縦安定性をドライバーに提供するとしている。

ES500eに搭載のeAxle。四輪駆動力を緻密に制御するDIRECT4が、意のままの操縦安定性を実現する。
