SUBARUのストロングハイブリッド「S:HEV」が、ついにレヴォーグ レイバックにも搭載された。注目は燃費性能だけではない。全高を20mm下げた新しいパッケージングによって、レイバック本来のワゴンらしい走りがさらに磨かれていた。プロトタイプに先行試乗し、その進化を確かめた。

SUVではなく「クロスオーバーワゴン」を求める人へ

現在、日本国内ブランドのラインナップを見ると、いわゆるステーションワゴンはほぼ壊滅状態にある。そうした中で、ステーションワゴンとSUVの良さを併せ持つレイバックは、走りだけでなく実用面でも独自の存在感を放つ。たとえば荷室長は1070mmもあり、SUVベースのライバルに対して大きなアドバンテージとなる。いまだステーションワゴンを愛するユーザーは少なくないし、レガシィ アウトバック不在の現行ラインナップにおいて、その代わりを担える唯一のモデルでもある。

今回追加されたS:HEVは、「PremiumBlack S:HEV EX」と「Premium S:HEV EX」の2グレード構成。前者の価格は424万6000円で、現行1.8Lターボのブラックセレクションと同価格に設定されている。その分、装備は整理されているが、これまで設定のなかったX-MODE、コーナリングランプ、ステアリングヒーターなどが標準装備となる。一方、上級仕様の「Premium S:HEV EX」は452万1000円。ナッパレザーやハーマンカードンオーディオを標準装備する。

画像: 「Premium Black S:HEV EX」はブラック基調のインテリアを採用。スポーティかつ引き締まった雰囲気で、標準モデルとは異なる個性を演出する。

「Premium Black S:HEV EX」はブラック基調のインテリアを採用。スポーティかつ引き締まった雰囲気で、標準モデルとは異なる個性を演出する。

全高や最低地上高の高いSUVまでは必要ない。それよりも荷室の使いやすさや乗り降りのしやすさを優先したい。そんなユーザーにとって、レヴォーグ レイバック S:HEVはかなり刺さる1台になるはずだ。

走破性や安全面については、SUBARU AWD、X-MODE、そしてアイサイトによって安心感は折り紙付き。そこにS:HEVならではの航続距離と走行性能が加わったことで、「まさにこんなクルマを待っていた」と感じる人も多いだろう。今回はクローズドコースで限られた時間の試乗となったが、その実力は十分に伝わってきた。次はぜひ、公道でじっくりと確かめてみたい。

画像: S:HEVではバッテリー搭載により、40:20:40の分割可倒式シートは40:60に変更されているが、荷室長は変更なし。5名乗車時はもちろん、後席を倒せば写真のようなフラットな空間が実現する。

S:HEVではバッテリー搭載により、40:20:40の分割可倒式シートは40:60に変更されているが、荷室長は変更なし。5名乗車時はもちろん、後席を倒せば写真のようなフラットな空間が実現する。

スバル レヴォーグ レイバック プレミアム S:HEV EX 主要諸元

●全長×全幅×全高:4735×1820×1550mm
●ホイールベース:2675mm
●車両重量:1700kg
●エンジン:対4 DOHC+モーター
●総排気量:2498cc
●最高出力:118kW(160ps)/5600rpm
●最大トルク:209Nm/4000-4400rpm
●モーター最高出力:88kW(119.6ps)
●モーター最大トルク:270Nm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・63L
●WLTCモード燃費:19.0km/L
●タイヤサイズ:225/55R18

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