レクサス HS250h(2013年:マイナーチェンジ)
レクサス一族の中で今ひとつ存在感が薄かったのがHS250hだ。兄貴分のISと弟分のCT200hの間で、肩身の狭い思いをしていた。しかもトヨタには、カムリやSAIといったハイブリッド専用セダンもある。そんなHS250hが気合いの入ったマイナーチェンジを断行した。
エクステリアで目を引くのは、紡錘形のスピンドルグリルを採用したこと。凛々しい顔立ちはHS250hのフォルムに良くマッチしている。実際、試乗しているときに何度も周囲から熱い視線を感じた。また、インテリアの質感と華やかさもアップしている。
試乗したのは、トップグレードのバージョンLだ。2362ccの2AZ-FXE型アトキンソンサイクル直列4気筒エンジンやモーター、バッテリーなどのスペックに変更はない。エンジンとモーターを合計したシステム出力は140kW(190ps)。トランスミッションはモーターやリダクションギアを内蔵した電気式無段変速機と、これも従来型と同じだ。
数値や基本のメカニズムに変更はない。だが、ドライブモードセレクトに「スポーツモード」が新設定され、ハイブリッドシステムの制御を変更し、充電効率も高めた。JC08モード燃費は20.6km/Lにアップした。

リアまわりはフロントほど従来型から変わってはいない。車高は従来モデルより10mm下げられた。
これまでのHS250hは、同じメカニズムを採用するSAIと比べ、瞬発力やスピードのノリ、パンチ力に物足りなさを感じた。この弱点が解消され、気持ち良い加速を引き出せるようになった。スポーツモードを使えば痛快な加速を満喫することが可能だ。アクセルを踏み込むと間髪を入れずに力強くトルクが立ち上がり、冴えた加速を見せつけた。
