ハンドリングとフットワークもレベルアップした
発進時の瞬発力はもちろん、高速道路での追い越しも俊敏にこなす。2.5Lエンジンを積むカムリや軽量なSAIと比べても遜色ない。燃費優先のエコモードはパンチ力が物足りなく感じるが、ドライバビリティは優秀だ。快適性も高い。ちなみに高速道路を80km/h程度で流して走ってみたら18.8km/Lという良好な燃費をマークした。市街地を模した走行モードでも17.3km/Lを記録している。従来型よりドライバビリティだけでなく燃費も良くなっていた。
動力性能よりも感激したのは、ハンドリングとフットワーク性能のレベルアップだ。HS250hは外観から想像するよりもスポーティなキャラクターだが、従来型は洗練度が今一歩だった。ボディ剛性の強化やヤマハ製のパフォーマンスダンパーを採用したことにより、このウイークポイントが影を潜めた。タイヤは17インチの55タイヤが標準だが、試乗車はオプション設定の225/45R18(ダンロップ SPスポーツ01)だった。

バージョンLの内装は新色のブラック&ガーネット。ステアリングは本革と本木目(縞杢=しまもく)のコンビ。
足はしなやかに動き、ハンドリングとフットワークの安定性は大きく向上している。ノーマルモードでもリニアな操舵フィールを身につけているが、スポーツモードを選ぶとさらに正確性を増し、狙ったラインにたやすく乗せることができた。スポーティ度の高さはカムリやSAIの比ではない。ISシリーズやCTに迫る軽快な走り味だ。
しかも課題だった乗り心地が改善され、後席でも快適性が高まった。低速や荒れた路面では突き上げを感じる場面もあるが、18インチタイヤとは思えないほど上質な乗り心地だ。レクサス HS250hはデザインだけでなく、走りの実力も大幅に向上していた。

フロントは電動アジャストで、ヒーター付き本革シートを標準装備。リアシートも十分にくつろげる広さがある。
レクサス HS250h バージョンL 主要諸元
●全長×全幅×全高:4710×1785×1495mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1640kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:2362cc
●エンジン最高出力:110kW(150ps)/6000rpm
●エンジン最大トルク:187Nm(19.1kgm)/4400rpm
●モーター最高出力:105kW(143ps)
●モーター最大トルク:270Nm(27.5kgm)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・55L
●JC08モード燃費:20.6km/L
●タイヤサイズ:225/45R18
●当時の車両価格(税込):552万円



